銀の匙

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銀の匙

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784255011271
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

著者等紹介

中勘助[ナカカンスケ]
1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載

安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

303
本書は中勘助『銀の匙』に安野光雅が挿絵を付した特別版。入手した時はこれは豪華でいいなと思ったのだが、読後は必ずしも必要はなかったかなと。むしろ、シンプルに岩波文庫版を読むべきであったか。小説は、おそらく中勘助自身の幼児からの体験に基づいたものであると思われるが、私小説風にではなく、その後の意味付けを含んだ回想として書かれている。大正2年の刊だが時代の風潮、とりわけ男の子は男らしくといった価値観(それを端的に表象するのが兄である)の中で内向的な少年の心情がよく捉えられている。たしかに情けなくなるくらいに⇒2024/07/08

キジネコ

61
意気地なしで泣き虫で虚弱なうえに知恵まで遅れてると周囲に見られる幼少期、早世した児の再誕を神仏に感謝する伯母の庇護のもと視野の開明と自立が描かれる前編と、幼稚であるが故に美しく儚い恋情を知る少年期からの卒で締め括られる後編。安野光雅さんの優しい挿絵が添えられたキレイな日本の言葉を堪能する本。まるで吾事を反芻する様な、恥ずかしさと懐かしさと、温かさを楽しむ読書でした。懐かしい風景、習慣、風物に所作。今は失われてしまった其々への郷愁、ゆっくりと流れる時間が実に愛おしいのです。2021/02/02

よこたん

60
“地上の花を暖い夢につつんでとろとろとほほえましめる銀色の陽炎のなかにその夢の国の女王のごとく花壇にはここかしこに牡丹がさく、白や、紅や、紫や。” 美しきものを美しいと、可愛らしきものを可愛いと、当たり前に言葉にだせる女の子が羨ましかったのだろうな。幼き頃、心の抽斗にひとつひとつ詰め込んだ宝物のような思い出を、手に取り、眺め、振り返り、丁寧に綴られた物語。虚弱としても、伯母からの過保護すぎる慈しみを一身に受ける姿は、傍目には女々しく、周りが苛つくのもわかる。年老いた伯母との再会の場面には、泣かされた。2020/09/07

クリママ

51
明治18年生まれの中勘助の幼少期と少年期を綴った作品。病弱なため伯母に負ぶわれ、まともに歩いたこともない程過保護に育てられた。日常生活や友達、学校のこと。後半は10歳過ぎ、日清戦争が始まる頃から。感受性豊かな心、率直なまなざしがそのまま文章となって表れる。注釈には安野光雅の挿絵が付き、それがよく合っている。懐かしく見知っているものだが、若い人たちには知らないものばかりだろう。全て直に触ることのできた当時の子どもに比べ、ゲームのボタンしか触らず、スマホの画面しか見ない今の子どもはかわいそうに思った。2020/08/01

ロア

25
淡々とした細かい描写や表現が、とても繊細で美しい(*´ㅈ`*)♡毎晩寝る前に少しずつ読み進めました。✳︎✳︎✳︎本書は現時点で読み終わってる人が私含めて3人しかいないため、読友さん達とも全然共読にならない悲劇発覚( ; ; )さみしいので、読了者数4,000超えしてる文庫の方もいつか改めて読みたいと思います。2019/11/25

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