往復書簡 無目的な思索の応答

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり

往復書簡 無目的な思索の応答

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月11日 06時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 121p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255011080
  • NDC分類 779.14
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「ここでしか書けない」
言葉の在庫を放出した。

言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、
一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。
それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。
馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、
記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。
流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、
思索が自由に泳いでいく。
「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。
まえがき(武田砂鉄)とあとがき(又吉直樹)は書き下ろし。


「自分の名前で文章を書くということは、なにかを確定させるという意味において身体に文字を彫ることと似ている。取り返しのつかないことになりかねないし、覚悟が必要な行為でもある」
……又吉直樹(あとがき)

「言葉を重ねていくと、意味が固まってくるものだけど、今回は、意味がただただ点在している感じが続き、生まれたり消えたりした。それはもしかしたら、とても貴重なことだったのでは、と思っているのです」
……武田砂鉄(まえがき)


【本文より】

武田 極端な話をすると、ジャムの瓶を開けてもらったことで生まれた恋もあれば、ノリの瓶が開かなかったことで離縁を決めた事例もあるかもしれません。

又吉 たとえば、「流しそうめん」は考えようによってはわざわざいったん流すという無駄な行為でしかないのですが、でも楽しいんです。


武田 しょっぱい生姜焼きを「でしょー」と言われながら食べる。文章にもこういうことがあってもいいと思います。

又吉 僕自身、「世に迎合すると鈍る」などと思っていたのですが、「迎合」という認識が間違いで、起爆するための条件と捉えたらどうか?

内容説明

「ここでしか書けない」言葉の在庫を放出した。馴れ合いや戦略な俯瞰から遠く離れて、記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、思索が自由に泳いでいく。一年半にわたり続けられた「言葉への態度」をめぐる、個と個の応答の軌跡。

目次

声って
読んでない人からも批判されるのは僕くらい
ああだこうだ
「今日、調子いいね」という呪縛
夜に馴染む
妖怪ケンムン
本音ベース
機嫌悪いわけじゃないよ
(笑)の入れ方
リアルってなんや〔ほか〕

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
又吉 直樹4作目、武田 砂鉄は初読です。新聞に連載された真面目な往復書簡、二人の人柄が感じられ興味深い内容ですが、あまり面白みはありません。又吉 直樹には、今迄のような短編ではなく、新作の長編小説を期待しています。2019/04/20

mint-s

78
元編集者で現在はライターの武田砂鉄さんと又吉さんの往復書簡。一年半にわたり新聞に掲載されていたそうです。読友さんのレビューにもありましたが、それぞれのエッセイのようでもあり、返信を書こうとしてまた違う思考に転じるような文章はお二人の頭の中の隅っこを覗かせてもらってるようで面白かった!2019/06/02

けんとまん1007

75
このお二人とも、いい印象を持っている。本を読んだり、テレビで観たり。そんな二人のやりとり。文章が、スッキリと入ってくる感じがいい。それに、よく考えた文章であるこっとがわかる。しっかり考え、自分の表現をする・・難しいことだが、目標にしている。2021/10/04

yanae

72
新聞紙面上での又吉さんと武田さんの往復書簡。私はやっぱり又吉さんの考え方とか表現が好きだな、と再認識。優しい。暖かい。そして武田さんのことは初めて知りましたが、こちらもとても才能豊かな素敵な方だと思いました。著作を読んでみたい。こういう頭がいい人同士のやりとりって読んでいて本当に楽しい。日常でふと持つ疑問を二人で話しあうのに、お互い独特な世界を持っているから楽しい。素敵な1冊でした!2019/05/17

鱒子

71
図書館本 又吉直樹さんと武田砂鉄さん、お二人の往復書簡形式の連載をまとめたもの。知的かつユーモラスな、そして時折ギラリと鋭さがあらわれる文章。読み終わってから、表紙と扉絵を何度も見比べてしまいました。この本にぴったりな素敵な装丁です。2020/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13611340
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品