先史学者プラトン―紀元前一万年‐五千年の神話と考古学

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  • サイズ B6判/ページ数 480p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255010496
  • NDC分類 209.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

細分化された考古学に「測定できないもの」を取り戻す野心的な試み。
大胆な議論をぜひ楽しんでもらいたい。
――國分功一郎さん

戦争も、信仰も、アートも、先史時代に始まった――
考古学の成果に依拠した、神話の大胆な読み換えによって、「文明以前」の人類世界を再構築する刺激的試論。

●「旧石器時代後期」のイメージを塗り替える
人間が人間らしくなったのは、「四大文明」や「ギリシャ・ローマ」からだと思っていませんか?

本書が紹介する考古学上の発見によると、旧石器時代後期(前2万年?1.3万年)から新石器時代(前8500年頃?)にかけて、すでに人類は動植物の飼育・栽培をおこない、ギリシャ・ローマに匹敵するような高いレベルの芸術を生み出し、記号を用い、航海し、交易していました。また、彼らの残した数々の宗教的シンボルは、どうやらメソポタミアからパレスチナ、ギリシャ・ローマまで、五千年以上の時をまたいで、遠く接続しているようなのです。

●「アトランティス」は単なるフィクションなのか?
プラトンは『ティマイオス』および『クリティアス』において、前九千年紀、アトランティスとアテナイとのあいだに地中海世界全体を巻き込む大戦争があったことを記しています。その時代にそんな文明がありえたはずがないので、フィクションだろうと考えられてきました。

しかし、先史時代の人びとがすでに我々につながる高い文化を持っていたならば、プラトンの物語を現実の人類史の足跡を保存したものとして真正面から受けとり、古代世界の理解に役立ててもよいのではないか?――これが本書の著者の提案です。
現にラスコーの洞窟画から「最古の都市」チャタル・ヒュユクまで、神話と考古学とのあいだには、さまざまな照応が見つかる、と著者は言います。

事実、「大戦争」の時期に次のことが見つかるのです――
・それまで平和な暮らしを営んできたヨーロッパ、アナトリア、中東、北アフリカの各遺跡で、突如として武器が増えはじめる。
・同時に、人類史上初の暴力による死者の集団埋葬が見つかる。
・さらにエリコ(パレスチナ)に、突如として壁をめぐらせた町と巨大な塔が出現する。
・ラスコー等の動物を描いた壁画に代わって、戦士を記念した壁画が生まれる。

●考古学の常識を覆すチャタル・ヒュユク遺跡(アナトリア地方南部、現在のトルコ共和国)
「大戦争」のあとの前七千年紀、考古学者が「途方もなく豊かで豪華な都市」と呼ぶほどの、驚くべき遺跡が現れました。その遺跡、チャタル・ヒュユクは、たくさんの祠堂(神殿)が、奇妙な壁画、雄牛の骨と漆喰でつくられた造形物、謎めいた古い彫像で飾られていました。それらは退廃と呼べるほどの繁栄をきわめたあと、突如として大火災に遭い、その後は規模が大きく縮小され、シンプルで明解なものに変わりました。
彼らはいったい誰で、彼らに何があったのでしょうか?

日本語版への序文 考古学と哲学――國分功一郎

はじめに

第一部 前八五〇〇年の戦争
神官の物語
前九〇〇〇年以前の地中海──南西ヨーロッパ
前九〇〇〇年以前の地中海──北アフリカとエジプト
前九〇〇〇年以前の地中海──パレスチナとギリシア
西方での戦争
東方での戦争
まとめ──順序・空間・時間

第二部 プラトンの物語と神話の並行性
人びとが親しんだギリシア神話
エジプト神話と考古学
サハラとシチリアの神話的芸術
黄金時代とインド=ヨーロッパ神話

第三部 新石器革命、第一期
ヘルモクラテス
ギリシアの考古学──前七五〇〇―五五〇〇年
近東の先駆者──前七五〇〇/七三〇〇年
ザグロスの村落文化
暗色磨研土器

第四部 チャタル・ヒュユク 前六二〇〇?五三〇〇年
「時ならぬ輝きと複雑さ」
?層とチャタルのハゲタカという主題
チャタルにおけるヒョウの主題
チャタル・ヒュユクの絶頂期、?層と?層
再建のパターン

第五部 新石器革命、第二期
ザラスシュトラの背景と教え
イランの考古学──前五五〇〇?五〇〇〇年
ザラスシュトラの時代?
メソポタミアの考古学──前五五〇〇?五〇〇〇年
ハラフ文化の西方への影響


おわりに

附録A プラトンの『ティマイオス』と『クリティアス』の関連箇所抜粋
附録B 放射性炭素14年代測定法
附録C アジア流の芸術──「自然の本性」

参考文献、索引

メアリー・セットガスト[メアリー セットガスト]
著・文・その他

山本貴光[ヤマモトタカミツ]
翻訳

吉川浩満[ヨシカワヒロミツ]
翻訳

内容説明

戦争も、信仰も、アートも、先史時代に始まった。プラトンが記した大戦争と同時期に武器や要塞が現れる?定住革命前に信仰の転換が起きていた?神話と考古学の最古層に「文明以前の人類世界」を探る刺激的試論。

目次

第1部 前八五〇〇年の戦争(神官の物語;前九〇〇〇年以前の地中海―南西ヨーロッパ ほか)
第2部 プラトンの物語と神話の並行性(人びとが親しんだギリシア神話;エジプト神話と考古学 ほか)
第3部 新石器革命、第一期(ヘルモクラテス;ギリシアの考古学―前七五〇〇‐五五〇〇年 ほか)
第4部 チャタル・ヒュユク―前六二〇〇‐五三〇〇年(「時ならぬ輝きと複雑さ」;8層とチャタルのハゲタカという主題 ほか)
第5部 新石器革命、第二期(ザラスシュトラの背景と教え;イランの考古学―前五五〇〇‐五〇〇〇年 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

67
一部からはトンでも本だという噂も。そもそも40年前の本を何故今さら訳して出すのか。その後の研究で本書で参照されているデータについて否定されていることも少なからず。  本書は、表題にあるように、プラトンの著作で示されているアトランティス大陸伝説をただの神話や言い伝えではなく、実は本当にあったことだという前提で、アトランティス大陸が洪水などで沈んだのであり、それはプラトンの書『ティマイオス』や『クリティアス』などにあるように、古代ギリシャから遡ること九千年前(現代体と11,000年前になる)に起きた。2020/05/04

サアベドラ

23
「プラトンに出てくる先史時代の記述を最新の考古学の見地から再検討する」本かと思いきや、「プラトンの記述を(明らかにおかしいアトランティスの部分をのぞいて)鵜呑みにして地中海各地の遺跡を眺めてみたら、衝撃の真実が浮かび上がってきた」という類のトンデモ本だった。著者は無名の考古学者。翻訳は2018年刊だが、原著は1987年でなんと30年も前。どうりで最近見つかった遺跡が出てこないわけだ。著者略歴も訳者あとがきも書いてないので、読む前からなんか怪しいと思っていたがここまでアレな本とは。あ、文中の挿絵は綺麗です。2018/08/02

hal

6
あのプラトンの、アトランティスについて書かれた部分を、アトランティスは場所の特定ができないので置いといて、紀元前1万年に古代文明があったという方向で、関係各地の古代遺跡について伝説を含めて書かれています。遺跡や遺物の図式等は面白いが、考察に関しては信憑性はどうなのかと思う部分がある。トンデモ本としては、一気に読めるものでもないし、読後の面白さがないのでイマイチです。巻末の附録のプラトンの『ティマイオス』と『クリティアス』の抜粋が面白かった。光瀬龍さんと萩尾望都さんの『百億の昼と千億の夜』を思い出しました。2018/06/09

gorgeanalogue

5
考古学の知識はまったくないし、地名と文明名が覚えられないので、全然読めていないんだけど、神話と考古学をつなぐ、壮大な文明史(同時に文明史批判)は痛快である。農耕と冶金と錬金術(そして本書では触れられてないがおそらく原子力まで)は、世界と人間をともに変化させる、繰り返し行われる試みであった。そして…ザラスシュトラ=空海?2018/05/04

Book shelf

3
簡単に言えば、人類史、特に石器時代の人類を再評価する試み。プラトンといえば、その著書に「アトランティス」を登場させたことで知られていますが、これについて絵空事とはとらえずに、何らかの歴史的な出来事の反映だととらえて、人類史を見直しています。とはいえ、アトランティスは本書ではあくまで、既成概念を見直すきっかけにしているにすぎず、これについてだらだらと論じているわけではない。考古学的な証拠から石器時代を再評価している点に本書のテーマがある。 2018/09/29

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