内容説明
2007年度の文化功労者に選ばれた民俗学者・谷川健一が、各分野の第一人者と縦横に語り合う対話集。
目次
いま、民俗学は可能か(山折哲雄;赤坂憲雄)
柳田の経世済民の志はどこにいったのか(小熊英二)
南の精神誌(岡谷公二)
民俗学の可能性(網野善彦;宮田登)
網野史学をめぐって(山折哲雄;赤坂憲雄)
精神史の古層へ(赤坂憲雄)
日本人の他界観(赤坂憲雄)
大嘗祭の成立(山折哲雄)
市町村合併の新地名に異議あり(今尾恵介)
現代民俗学の課題(宮本常一)
旅する民俗学者宮本常一(佐野真一)
今なぜ「サンカ」なのか(礫川全次)
瞬間の王 詩人谷川雁(齋藤慎爾)
古代人の心と象(白川静・山中智恵子・水原紫苑)
著者等紹介
谷川健一[タニガワケンイチ]
1921年(大正10年)、熊本県水俣市に生まれる。東京大学文学部卒業後、平凡社に入社。『風土記日本』『日本残酷物語』を企画編集。雑誌「太陽」の初代編集長を経て文筆活動に入る。第二回南方熊楠賞受賞。『南島文学発生論』で芸術選奨文部大臣賞を受く。民俗学・古代史・沖縄学・地名研究・小説・短歌の分野で幅広い著作活動を続ける。1981年、地名の保存と研究のために日本地名研究所を開設、所長となり、運動を全国に展開し今日にいたる。平成19年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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