出版社内容情報
「患者の痛みや苦しみを和らげ、生活の質を高める」という医療の本質と、患者本位の「全人的医療」の哲学を緩和ケアに関わる人だけでなく、患者に関わる全ての人のための１冊
序文
はしがき
著者紹介
第1章 終末期医療の哲学
死の受容
死にゆく患者と医師
死にゆく患者と看護師
死にゆく患者のケア
終末期のコミュニケーション
：
第2章 症状コントロール
概要
痛み
呼吸器症状
消化器症状
皮膚・口腔症状
：
第3章 進行AIDSとHIV患者のケア
概要
一般的な日和見感染
HIV関連のがん
：
第4章 死の生理学
死の原因
心血管系
呼吸器系
：
患者さんとの思い出─10人の看取り
あとがき
引用文献
参考文献
付録
ジェイムス・F・ハンラティ［ジャイムス エフ ハンラティ］
著・文・その他
アイリーン・ヒギンソン［アイリーン ヒギンソン］
著・文・その他
市丸みどり［イチマルミドリ］
翻訳
向山雄人［ムカイヤマタケト］
監修
内容説明
今から約２０年前にホスピスケア先進国のイギリスで書かれた本書は、「幻のホスピスバイブル」と称されています。その名著に日野原重明先生が作られた緩和ケア病棟で最後の時を過ごした１０人の患者さんの「生きた証」を加えました。日野原先生が目指した「真の患者さん中心の医療」を実現するエッセンスが散りばめられています。終末期医療の緩和ケアに関わる人だけでなく、医師、看護師、学生、そして理学療法士など、患者に関わる全ての人々に手に取っていただきたい一冊です。
目次
第１章 終末期医療の哲学（死の受容；死にゆく患者と医師 ほか）
第２章 症状コントロール（概要；痛み ほか）
第３章 進行ＡＩＤＳとＨＩＶ患者のケア（概要；一般的な日和見感染 ほか）
第４章 死の生理学（死の原因；心血管系 ほか）
患者さんとの思い出―１０人の看取り
著者等紹介
ハンラティ，ジェイムス・Ｆ．［ハンラティ，ジェイムスＦ．］ ［Ｈａｎｒａｔｔｙ，Ｊａｍｅｓ Ｆ．］
Ｊａｍｅｓ Ｆ．Ｈａｎｒａｔｔｙ ＯＢＥ，ＫＳＧ，ＭＧ，ＣｈＢ，ＭＲＣＧＰ。ホスピスヘルプ（国立支援機関）副理事長。Ｓｔ．Ｊｏｓｅｐｈ’ｓホスピス初代医療部長ロンドン
市丸みどり［イチマルミドリ］
１９８０年金沢医大卒業。九州大学生体防御医学研究所生気候内科医員。１９８８年ハーバード大学ベスイスラエル病院呼吸器内科臨床研修医員。１９９１年独協医大神経内科助手。１９９６年独立型ホスピスピースハウス病院常勤医。１９９７年～２００９年まで聖路加国際病院副医長管理医長緩和ケア科人間ドック（宿泊ドック）科。２００４年京都大学大学院医学研究科、社会健康医学卒業。ＭＰＨ（Ｍａｓｔｅｒ ｏｆ Ｐｕｂｌｉｃ Ｈｅａｌｔｈ）。２００９年東京女子医大東センター内科非常勤講師。２０１５年ＢＯＯＣＳホリステイッククリニック東京院長
向山雄人［ムカイヤマタケト］
１９８１年３月東海大学医学部卒業。６月東京都立駒込病院内科系初期研修医。１９８３年６月財団法人癌研究会附属病院化学療法科研修医。１９８４年１１月米国マサチューセッツ工科大学（ＭＩＴ）がん研究センター研究員。１９８５年１１月財団法人癌研究会附属病院化学療法科医員・癌化学療法センター臨床部医員。１９９０年４月財団法人癌研究会附属病院化学療法科医長・癌化学療法センター臨床部医長、癌研緩和医療研究会初代世話人。１９９３年４月東海大学医学部内科学教室講師・細胞移植医療センター室長。ピースハウスホスピス非常勤医兼務。１９９５年４月東京都立駒込病院化学療法科医長・緩和医療担当医長。１９９９年７月東京都立豊島病院緩和ケア科・腫瘍内科医長。２００５年３月公益財団法人がん研究会有明病院緩和治療科部長・緩和ケアセンター長。２０１５年４月医療法人社団三育会新宿ヒロクリニック在宅緩和ケアセンター長。２０１６年８月医療法人社団三育会東京がんサポーティブケアクリニック院長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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