出版社内容情報
「もっと読みたい」との読者の期待に応え、さらに怖い、待望の第三弾!
西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情を、歴史の裏の裏まで知り尽くした著者が、鮮やかな筆致でとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ。「絵ってすごい」と各メディア、シリーズ大絶賛!
「こうしてわたしたちは、言葉によって、少しずつ深く、絵のなかにおびきよせられていく。」
小池昌代さん(詩人)──「東京人」『怖い絵2』書評より
シリーズ完結編、渾身の謎解き、今回は、
◎清楚でロマンチックなボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』
……じつは、美神の憂いの陰には?
◎神からの祝福を描いたミケランジェロの『聖家族』
……聖ヨセフの抹殺された事実とは?
◎伝説の薄幸の美少女『ベアトリーチェ・チェンチ』
……しかし本当の悲劇とは?
他、ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』、ルーベンス『メドゥーサの首』、シーレ『死と乙女』など、豪華カラー図版入り20点を掲載。
「絵は──もちろんどんな芸術も同じですが──歴史と無関係ではありえません。(中略) 歴史を知れば絵はもっと魅力を増し、また絵によって歴史への関心がかきたてられるでしょう」(著者あとがきより)
【目次】
作品1 ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』
作品2 レーピン『皇女ソフィア』
作品3 伝レーニ『ベアトリーチェ・チェンチ』
作品4 ヨルダーンス『豆の王様』
作品5 ルーベンス『メドゥーサの首』
作品6 シーレ『死と乙女』
作品7 伝ブリューゲル『イカロスの墜落』
作品8 ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』
作品9
内容説明
清楚でロマンチックな『ヴィーナスの誕生』…じつは、美神の憂いの陰には?神からの祝福を描いたミケランジェロの『聖家族』…聖ヨセフの抹殺された事実とは?伝説の薄幸の美少女『ベアトリーチェ・チェンチ』…しかし本当の悲劇とは?本物の恐怖が味わえる名画20。
目次
ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』
レーピン『皇女ソフィア』
伝レーニ『ベアトリーチェ・チェンチ』
ヨルダーンス『豆の王様』
ルーベンス『メドゥーサの首』
シーレ『死と乙女』
伝ブリューゲル『イカロスの墜落』
ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』
ミケランジェロ『聖家族』
ドラクロワ『怒れるメディア』
ゴヤ『マドリッド、一八〇八年五月三日』
レッドグレイヴ『かわいそうな先生』
レオナルド・ダ・ヴィンチ『聖アンナと聖母子』
フーケ『ムーランの聖母子』
ベックリン『ケンタウロスの闘い』
ホガース『ジン横丁』
ゲインズバラ『アンドリューズ夫妻』
アミゴーニ『ファリネッリと友人たち』
アンソール『仮面にかこまれた自画像』
フュースリ『夢魔』
著者等紹介
中野京子[ナカノキョウコ]
早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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