内容説明
最初の章、「人種と人間集団と文化の発展」は、われわれの種、ホモ・サピエンスが示す世界的な、（身体的、文化的、言語的）多様性を考察する。後に続く８つの章では、アジア、東南アジア、オーストラリア、太平洋、アフリカ、北極圏、南北アメリカの先住民社会の慣習、信仰、経済、社会生活といった事柄の詳細な解説をする。最後に、「人類の未来」では、これから先に横たわる難題を熟考する。
目次
第６章 アフリカの先住民
第７章 北方の人々
第８章 北アメリカの先住民
第９章 南アメリカの先住民
第１０章 人類の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒胡麻
0
全十冊におよぶ「図説人類の歴史」の最終巻。アフリカ、北極圏、アメリカ大陸の先住民たち、そして現代文明と人類の未来について。最終章の最後の段落を読み終えたとき万感の思いが込み上げてきた。文章が直訳調で意味をくみ取りにくい部分があったり等の難点はあったが、時間と空間の両面から「人類」というものを限りなく広い視野で見ることができた。読み終えて、広大な博物館をじっくり鑑賞してきたような、そんな感慨に浸っている。素晴らしいシリーズだったと思う。2024/11/04
