出版社内容情報
国立で唯一,歴史と民俗を対象とした博物館である国立歴史民俗博物館(通称:歴博)の収蔵品による紙上展覧会。図録ないしは美術全集的に図版と作品解説を並べる方式を採用せず,全体を5部(祈る,祭る,飾る,装う,遊ぶ)に分け,日本の古い伝統と新たな創造の諸相を表現する項目を90選定し,オールカラーで立体的に作品を陳列。掲載写真の解説を簡明に記述し,文章は読んで楽しく,想像を飛翔させることができるように心がけた。巻末には詳細な作品データを付記
内容説明
国立で唯一、歴史と民俗を対象とする国立歴史民俗博物館(通称:歴博)の主要な収蔵品を掲載。簡明平易で魅力ある解説文による、歴史と民俗の新しい世界への誘い。大判のオールカラーの写真と斬新なレイアウト。収録した資料の詳細なデータを付記。
目次
祈る(精霊に祈る;祖先に祈る ほか)
祭る(都市祭礼;芸能とその始原 ほか)
装う(装いの諸相;異装 ほか)
飾る(調度と飾り;器と文様 ほか)
遊ぶ(レクリエーション;演じる・観る ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
271
私は知らなかったのだが、千葉県佐倉市にこんないい博物館があったとは。開業は1983年というから、もう40年以上も前から。本書は、その歴史民俗博物館の紹介本である。大判でずっしりと重い。つまりそれは図版が大きく、カラーも美しいということである。巻頭の「祈る」が素晴らしい。福岡県王塚古墳横穴式石室(6世紀)の忠実な復元なのだが、色彩も文様も実に鮮やか。日本の意匠とは思えない。インカかマヤのように見えるのである。福島県清戸迫横穴奥壁もシンボリックで、これまた見事。ただし、全体としては玉石混交といった感も⇒2025/03/09
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