内容説明
本書は犯罪心理学のテキストであり、大学や大学院での講義や演習の参考書として編集されている。また、それ以外に、この分野を学びたいと思っているが、その機会がない高校生や大学生、職業上の興味や必要からこの分野を知る必要のある警察官や報道関係の方々に、犯罪心理学の全体像を知っていただくこともひとつの目標としている。
目次
1 犯罪心理学の対象とその展望
2 犯罪原因論
3 犯罪環境心理学
4 捜査心理学
5 犯罪者プロファイリング
6 目撃証言と取調べ
7 ポリグラフ検査
8 非行犯罪臨床心理学
9 被害者心理学
著者等紹介
越智啓太[オチケイタ]
1965年神奈川県に生まれる。1992年学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。東京家政大学文学部心理教育学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たぬき
2
ゲーム脳の話が出てきて ちょっと 腰が折れるよね2013/06/02
出口求
0
内容は一般的な捜査プロファイリングの手引きから、被害者心理、そして更生方法まで手広く紹介。 犯罪者を全て網羅できる力はないが、犯人の経緯を推測する程度は可能となる可能性があり、その方法とは、という手引き書のようなものだった。 犯罪は分類が困難であり、あらゆる要因が原因であることが改めて理解できた。住環境、親子関係、社会的立場、個人的価値観などあらゆる細かい原因が存在し、犯罪者によってそれぞれ異なる。故に断定など不可能なのである。あるのはただひたすら実証データを集計し、犯罪者の「傾向」を探った結果である。2015/03/06
kinonis
0
なかなかとっつきやすかった。入門とは書いてないが入門としてはベストだと思う。カテゴリ分けが上手くされてて、従来ありがちな詰め込んだ感がない。ここから各論へ進んで、また戻ってくるというのもありだろう。2011/11/10
やすぴ
0
☆☆☆☆☆ より専門的に学びたい人へ
マッコイ杉山
0
本書は、犯罪心理学の体系や変遷といった基本的な内容から法執行期間にどのように応用されているのか等が記されている。2021/08/20