目次
第1部 心理学の方法論(心理学と方法;近代心理学の成立と方法論確立の関係―「心理学的方法」前史序説;測定をめぐる問題―いったい何を測定しているのか?)
第2部 研究実践と方法論(教育実践研究のための方法;発達研究における変化―高齢者介護研究を通して;社会心理学の方法論的問題―質的データの二段活用;Think Globally,Act Locally!―臨床心理学における地域実践の方法論に向けて;環境問題へのゲーミングの導入とその展開)
著者等紹介
渡邊芳之[ワタナベヨシユキ]
1962年新潟県に生まれる。1990年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。帯広畜産大学大学教育センター教授。文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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T2C_
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統括して言えば心理学研究の現在。パラダイムについての考え方や心理学を更に小分けにした分野別のアプローチの妥当性の検討・検証。しかし内実は~だろう、~であると言えなくはない、などのオンパレードであり、人間心理と言う定量化しづらく如何様にでもバイアスがかかる対象の性質上仕方無いとはいえ非常に保守的と言うか、有り体に言えば退屈であった。2014/07/08
きをふし
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【動機】渡邊先生なので。学問の方法論に興味があるので。【内容】科学的・量的方法から質的方法へと変化しつつある心理学方法論を、(かつておこなわれていた)研究室での師弟関係や飲み会でのおしゃべりのように語り伝えようとしている。【感想】方法はコミュニケーションツールであるという解釈や、教育心理学での事例がおもしろくて、学問を実践するという目的において、方法は学者と現場の実践者が共有できる言葉でなければならないと気づいた。「量」の整然とした解説に対して、「質」への手探り感がリアル。2013/07/04
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