内容説明
絵本から読み物への移行がむずかしいとよく言われます。小学生になって文字が読めるようになっても、自分で本を読めるようになるとは限らないのです。たくさん速く読むことよりも、大切なのは、しっかりとした物語をじっくり味わう体験。読書は子どもたちの「生きる力」を育ててくれます。どんな本を、どうやって届ければよいのか、理論と実践の両面から力強く語ります。『読む力は生きる力』以来の一連の著作の集大成。
目次
第1章 本を読むことで育つ力
第2章 思春期にさしかかる前に
第3章 「書き言葉」の世界へ
第4章 昔話からもらえるもの
第5章 子どもの本は会話の宝庫
第6章 「生きる力」を育てる物語を
第7章 書き方だって読めば学べる
第8章 読むことで開ける新たな地平
第9章 物語を読み聞かせよう
第10章 ボランティアでもできること(小幡章子)
著者等紹介
脇明子[ワキアキコ]
1948年、香川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(比較文学)。ノートルダム清心女子大学名誉教授。「岡山子どもの本の会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件