目次
1 イントロダクション(ことばを操る―「気づいていない」のに「知っている」とは?;ことばを理論的に科学する―仮説を立てて検証するとは?;心と脳の働きを調べる―実践研究のための手法)
2 音の文法(音の異同の認知―音素・異音とその処理;「語」の中の音―日本語のアクセントと連濁)
3 語の文法(同一語の語形変化―屈折と二重メカニズム;語から別の語を作る―複雑語の構造と処理;語の意味と構文―動詞の意味分解)
4 文の文法(文の階層構造と二階建ての文―日本語の使役文を中心に;名詞句の移動―受身文の構造と処理;節境界を越えた関係―疑問文の構造を中心に)
5 ことばの使用の文法(話し手と聞き手の関係―相手はどこにいる?相手はどう思っている?;世界知識と意味―名詞の特質構造)
まとめに代えて(言語の普遍性と多様性―手話から迫る)
著者等紹介
伊藤たかね[イトウタカネ]
東京都に生まれ、大分県に育つ。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、東京大学名誉教授、東京大学大学院情報学環特任教授。文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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