出版社内容情報
農薬を正しく理解するために必要な基礎的知識を網羅し,環境面も含めながら解説した教科書。〔内容〕農薬の開発と安全性/殺虫剤/殺菌剤/除草剤/植物生長調整剤/農薬の代謝・分解/農薬製剤/遺伝子組換え作物/挙動制御剤/生物的防除
内容説明
本書では、農薬に関する基礎的知識を平易に解説するとともに、農薬がどのような対象病害虫・雑草に効果があるのかを羅列するのではなく、どのようにしてその効果を発想するのかという作用機構を生化学的・有機化学的にできるだけ詳しく説明するように務めた。特に、近年の分子生物学的研究手法の発展により明らかにされてきた農薬と作用部位との相互作用についての最新の知見も紹介している。また、今後、植物保護技術において重要な地位を占めることになるであろう遺伝子組換え植物と生物的防除にも相当なスペースをさいて解説している。
目次
1 農薬とは
2 農薬の開発と安全性
3 殺虫剤・殺ダニ剤・殺線虫剤
4 殺菌剤
5 除草剤
6 植物生長調節剤
7 農薬の代謝・分解
8 農薬製剤
9 遺伝子組換え作物
10 挙動制御剤(フェロモン剤)
11 生物的防除
著者等紹介
桑野栄一[クワノエイイチ]
1947年福岡県に生まれる。1974年九州大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、九州大学大学院農学研究院生物資源開発管理学部門教授。農学博士
首藤義博[シュトウヨシヒロ]
1949年福岡県に生まれる。1977年九州大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、愛媛大学農学部生物資源学科教授。農学博士
田村広人[タムラヒロト]
1955年佐賀県に生まれる。1981年九州大学大学院農学研究科修士課程修了。塩野義製薬株式会社を経て、現在、名城大学農学部応用生物化学科教授。農学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。