出版社内容情報
微細構造と機能との関連に重点を置き,多数の電顕写真を挿入しながら機能が理解できるよう解説。〔内容〕脈管系(心臓,動脈,静脈,毛細血管,リンパ管)/血液・リンパ系(血液,骨髄,リンパ節およびリンパ装置,胸腺,脾臓)
【目次】
1. 脈管系
1.1 心 臓
1.1.1 心筋組織
1.1.2 心筋細胞の神経支配
1.1.3 伝導心筋細胞
1.1.4 心内膜と弁
1.1.5 心外膜
1.2 動 脈
1.2.1 動脈の基本構造
1.2.2 弾性型動脈
1.2.3 筋型動脈
1.2.4 小動脈と細動脈
1.2.5 特殊な動脈
1.3 静 脈
1.3.1 静脈の基本構造
1.3.2 細静脈と小静脈
1.3.3 中径静脈と大静脈
1.3.4 特殊な静脈
1.3.5 静脈弁
1.3.6 動静脈吻合
1.4 毛細血管
1.4.1 微細構造レベルにおける毛細血管の分類
1.4.2 毛細血管の構造
1.5 リンパ管
1.5.1 毛細リンパ管
1.5.2 小・中・大リンパ管と胸管
1.5.3 リン管の微細構造の変化
1.5.4 リンパ管の発生,再生と年齢的変化
2. 血液・リンパ系
2.1 血 液
2.1.1 血液細胞
2.1.2 造血幹細胞
2.2 骨 髄
2.2.1 骨髄造血の発生
2.2.2 骨髄の組織構造
2.2.3 骨髄造血の機構
2.2.4 骨髄の病理概論
2.3 リンパ節およびリンパ装置の構造
2.3.1 リンパ細網組織
2.3.2 リンパ節
2.3.3 扁 桃
2.3.4 腸管リンパ組織
2.3.5 乳 斑
2.4 胸 腺
2.4.1 胸腺の組織発生
2.4.2 上皮性細網細胞
2.4.3 リンパ球
2.4.4 大食細胞
2.4.5 ランゲルハンス細胞
2.4.6 血管と神経
2.5 脾 臓
2.5.1 脾臓の構成と動物種差
2.5.2 被膜と脾柱
2.5.3 白脾髄
2.5.4 濾胞周辺帯
2.5.5 赤脾髄
2.5.6 血液流床構造からみた微小循環論
2.5.7 脾臓のリンパ管系
2.5.8 脾臓の神経系
3. 索 引
【編集者】
小 川 和 朗, 清 寺 眞
鈴 木 昭 男, 永 野 俊 雄
橋 本 一 成, 橋 本 正 淑
山 田 英 智, 山 元 寅 男
渡 辺 陽之輔
【著者】
粟 屋 和 彦, 飯 泉 俊 雄
榎 本 康 弘, 小 川 皓 一
河 村 慧四郎, 鈎 スミ子
神 山 隆 一, 笹 生 俊 一
島 峰 徹 郎, 鈴 木 昭 男
玉 置 憲 一, 高 橋 潔
浜 中 純 子, 服 部 晃
藤 本 淳, 星 野 洸
三 浦 恭 定, 三 浦 亮
三 好 萬佐行, 三 井 但 夫
村 上 正 浩, 村 田 長 芳
山 内 昭 雄, 渡 辺 陽之輔
内容説明
『人体組織学』は組織・細胞の構造を、その機能との関連に重点をおいて記述することを特徴の一つとしているが、本巻に収録されている脈管系は体液循環に関し、また血液・造血系は酸素運搬や身体の防衛反応に関してきわめてダイナミックな活動を行っている組織・細胞なので、特にこの特徴がよく生かされている。
目次
1 脈管系(心臓;動脈;静脈;毛細血管;リンパ管)
2 血液・リンパ系(血液;骨髄;リンパ節およびリンパ装置の構造;胸腺;脾臓)