内容説明
本講座では、保険や年金のファイナンス、不動産ファイナンス、個人や家計のパーソナルファイナンス、事業会社や商社のためのプロジェクトファイナンス、コーポレートファイナンス、等の問題を明らかにする。また、ファイナンスを取り巻く関連学問領域との関係についても考察する。たとえば、会計学とファイナンス、保険学や保険数理論(アクチュアリアル・サイエンス)とファイナンス、実証ファイナンスのための統計学や計量経済学、経営戦略とファイナンスなど、二つの分野にまたがるファイナンス問題を取り上げる。
目次
0 目的と要約
1 信用リスクのある債権(債券)の評価:誘導型モデル
2 実績デフォルト率の推定
3 1期間デフォルト確率推定
4 デフォルト確率推計―拡張と検証
5 デフォルト確率の期間構造推定―離散型生存分析アプローチ
6 デフォルト確率推定のオプションアプローチ
7 デフォルト時損失率、回収率
8 デフォルト相関・資産相関
9 損失分布推定と経済所要資本決定
著者等紹介
森平爽一郎[モリダイラソウイチロウ]
1947年群馬県に生まれる。1969年学習院大学経済学部卒業。1971年青山学院大学大学院経営学研究科修士課程修了。1985年テキサス大学(オースチン校)経営大学院・ファイナンス学部博士課程修了。Ph.D.(in Finance)。福島大学経済学部助教授、慶應義塾大学総合政策学部教授を経て、現在、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、CRD顧問、日本アクチュアリー会朋友、証券アナリスト検定試験委員、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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