目次
岩手県(旧)大野村―地域の構想づくりと実践
釜石―復興計画を構想する
喜多方―「蔵ずまいのまち」を現代につないでゆくための都市デザイン
板倉町―文化的景観の分布調査
大宮氷川参道―参道樹木調査とその保全活動の実践
佐原―まち並み保存と観光が一体となったまちづくり
幕張ベイタウン―都市空間を計画し実現するアーバンデザイン
浅草―地域の資源を地域の人たちといっしょに掘り起こす
神楽坂―まち並みに再生される「花街建築」のパーツ
中野区―密集市街地でデザインを考える意義〔ほか〕
著者等紹介
西村幸夫[ニシムラユキオ]
1952年福岡県に生まれる。1977年東京大学都市工学科卒業・同大学院修了。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻・教授。工学博士
野澤康[ノザワヤスシ]
1964年北海道に生まれる。1993年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学院大学建築学部まちづくり学科・教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小鈴
18
今村洋一「名古屋ー旧軍用地の転用にみるまちづくり」(98-101)のみチェック。ちょっと驚きなんですが、名古屋城址は本丸と市役所と県庁のある三の丸の一角をのぞき陸軍用地だったんですね。そりゃあ焼夷弾落とされますよね名古屋城。戦後は名城公園に。千種地区の造兵厰は公園と学校、病院。猫ヶ洞地区の演習場は主に墓地。熱田地区の旧軍用地は当初は大同製鋼や日本碍子に払い下げられたが、公害問題で移転させられ商業地や住宅地へ。あの熱田イオンは元は大同製鋼、その前は名古屋造兵厰高蔵製造所。2017/12/04
ままごん
2
「東北・北陸朝市紀行」を読んだあとに、こういう本を読むと、まちづくりって一体何のためなんだろう?とか思ってしまった。例えば岩手県の大野村。市日の朝市に快適な「軒先とコミセ空間」を確保し、交流を深めるとかいっても、朝市そのものの存続がもはや難しくて、「観光化する」か「消滅する」かの瀬戸際の地元ではピンとこないのでは?この本自体はエラい学者さんだけでなく、学生たちの論文も含まれているようで、自由な発想で楽しい1冊ですが、裕福な自治体でなければできないようなまちづくりって誰が喜ぶんだろう。土木業者ですかね。2017/11/18
takao
0
(関連)まちの見方・調べ方2017/11/20
KN69
0
半ば身内本なんだけど、読むと刺激を受けます。もっとまちを訪れたいと思うのだけど。(出かけるにもエネルギー必要ですよね)2018/02/07