出版社内容情報
〔内容〕日本の哺乳類とその変異/進化と核型/集団構造/繁殖生理/コウモリの生活様式と適応/草食獣の採食生態/固体群と動態/ホームレンジ/ナキウサギ属の進化と比較社会学/食肉類の社会生態/日本産偶蹄類の生活史戦略と保護管理
【目次】
1. 日本の哺乳類とその変異
1.1 哺乳類の起源と特徴
1.2 日本の哺乳類相の特徴と生物地理
1.3 モグラ類の地理的変異
1.4 ベルグマンの法則
1.5 アカネズミの地理的変異と形質置換
1.6 時代的変化
2. 進化と核型
2.1 染色体の基本的役割
2.2 ヒナコウモリ科コウモリの核型進化
2.3 イタチ科食肉類の核型進化
2.4 おわりに
3. 遺伝的変異からみた哺乳類の集団構造
3.1 緒 言
3.2 各種類霊長類の遺伝的変異性と集団構造
3.3 哺乳類集団間の遺伝的分化
3.4 哺乳類の集団構造と系統解析へのDNA多型の応用
4. 繁殖生理
4.1 異温性
4.2 冬眠と繁殖型
4.3 雌性生殖器官の機能・形態的非相称性
4.4 着床と胎盤
4.5 哺 乳
5. コウモリの生活様式と適応
5.1 活動リズム
5.2 繁殖戦略
5.3 適応放散
6. 草食獣の採食生態―シカを中心に
6.1 はじめに―食性研究の位置づけ
6.2 採食型類型
6.3 シカの食性
6.4 ニホンジンの食性
6.5 おわりに
7. 個体群とその動態
7.1 個体数の変動
7.2 ロジスティック・モデル
7.3 密度依存と依存しない要因
7.4 ハタネズミ類の個体群変動
7.5 変動の原因―主な仮説
7.6 仮説の検証
7.7 社会行動と個体群変動
7.8 個体群生態学の今後
8. ホームレンジ
8.1 ホームレンジとは
8.2 ホームレンジを求めるには
8.3 ホームレンジの表現法
8.4 ホームレンジの解析
8.5 終りに―テリトリーとの関係に関して
9. ナキウサギ属の進化と比較社会学
9.1 ナキウサギ科の進化
9.2 ナキウサギ属の生息環境
9.3 ナキウサギ属の分布:現在と過去
9.4 ナキウサギ属の社会組織
9.5 社会組織と繁殖戦略の比較
9.6 対捕食者戦略
9.7 鳴き声と食物貯蔵
9.8 ベーリング陸橋と種分化
9.9 比較の方法論
10. 食肉類の社会生態
10.1 食肉類の生態
10.2 食肉類の社会
10.3 食肉類の社会生態学の課題
11. 日本産偶蹄類の生活史戦略とその保護管理―標本個体群の検討から
11.1 哺乳類の生活史
11.2 生活史研究の方法
11.3 日本産偶蹄類の生活史特性
11.4 生存率と生活史
11.5 生活史特性と生息環境
11.6 保護と管理の戦略
12. 事項索引
13. 動物名索引
【編集者】
朝 日 稔, 川 道 武 男
【著者】
阿 部 永, 朝 日 稔
池 田 啓, 内 田 照 章
小 原 良 孝, 川 道 武 男
齋 藤 隆, 庄 武 孝 義
高 槻 成 槻, 土 肥 昭 夫
野 澤 謙, 船 越 公 威
三 浦 慎 悟, 毛 利 孝 之
目次
1 日本の哺乳類とその変異
2 進化と核型
3 遺伝的変異からみた哺乳類の集団構造
4 繁殖生理
5 コウモリの生活様式と適応
6 草食獣の採食生態―シカを中心に
7 個体群とその動態
8 ホームレンジ
9 ナキウサギ属の進化と比較社会学
10 食肉類の社会生態
11 日本産偶蹄類の生活史戦略とその保護管理―標本個体群の検討から