出版社内容情報
地球史・生命史解明における様々な内容をその方法と最新の研究と共に紹介。〔内容〕〈古生物学と地球環境〉化石の生成/古環境の復元/生層序/放散虫と古海洋学/海洋生物地理学/同位体〈生命の歴史〉起源/動物/植物/生物事変/群集/他
内容説明
古生物学は地質学とともに発展してきた。本シリーズの他の巻が古生物を対象とする生物学という視点に立つのに対し、この巻は、古生物学を地質科学との関連でとらえ、また生命の変遷を時間の流れの中に位置づけ、その視点から古生物学を紹介しようとするものである。この巻の前半では、古生物学から地質科学への貢献や、古生物研究の地質学的基礎などについてさまざまな角度から議論する。また巻の後半では、これまでの巻で扱うことができなかった地球生命史の視点で、時間軸に沿って総括的に、生命の進化・発展を概観する。いわばこのシリーズの締めくくりの部分である。
目次
1 古生物学と地球環境(化石層の形成、タフォノミー;古環境の復元;生層序学の基礎;放散虫生層序;放散虫と古海洋学 ほか)
2 生命の歴史―生物の適応放散と多様性の歴史(生命の起源、先カンブリア時代の生命;顕生累代における動物界の変遷;植物の多様性の歴史;地球史における生物事変―大量絶滅と多様化;生物の群集構造とその動態)
著者等紹介
鎮西清高[チンゼイキヨタカ]
京都大学名誉教授・理学博士
植村和彦[ウエムラカズヒコ]
国立科学博物館地学研究部古生物第一研究室室長・理学博士
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