内容説明
質的研究と量的研究を統合する実践研究アプローチである混合研究法。本書は、優れた混合型研究論文を10のポイントを押さえて読み解くことで、混合研究法を実践するためのノウハウが学べる本です。なんのために混合研究法を用いるのか、どのように研究をデザインするか、質的・量的データをいかに統合するか、そこにどんな相乗効果が生まれるのか。研究計画から論文執筆まで、質的研究と量的研究のハイブリッドでより真実に迫る混合型研究の進め方を、トレジャーハント(宝探し)感覚で一から学べるユニークな入門書です。
目次
第1章 トレジャーハント(宝探し)で学ぶ混合研究法
第2章 収斂デザイン論文のトレジャーハント
第3章 説明的順次デザイン論文のトレジャーハント
第4章 探索的順次デザイン論文のトレジャーハント
第5章 コミュニティを基盤とした参加型研究デザイン論文のトレジャーハント
第6章 介入デザイン論文のトレジャーハント
第7章 多段階評価デザイン論文のトレジャーハント
第8章 事例研究型デザイン論文のトレジャーハント
第9章 複合型評価研究デザイン論文のトレジャーハント
第10章 トレジャーハントで学ぶ混合型研究論文の執筆と査読
著者等紹介
フェターズ,マイク・D.[フェターズ,マイクD.] [Fetters,Michael D.]
ミシガン大学メディカルスクール家庭医療学科教授。オハイオ州立大学メディカルスクール修了。医学博士。ノースカロライナ大学チャペルヒル校公衆衛生大学院修士課程修了。修士(臨床疫学)。ミシガン州立大学Interdisciplinary Program in Health and Humanities大学院修士課程修了。修士(人類学及び医療倫理学)。米国家庭医療専門医。ミシガン大学混合研究法プログラム共同創設者兼ディレクター(2015‐現在)。ミシガン大学日本家庭健康プログラムディレクター(1994-現在)。混合研究法国際学術誌Journal of Mixed Methods Research(SAGE発行)共同編集長(2015-現在)。日本混合研究法学会特任理事(2015-現在)
抱井尚子[カカイヒサコ]
青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科教授。ハワイ大学大学院教育研究科博士後期課程修了。博士(教育心理学)。混合研究法国際学術誌Journal of Mixed Methods Research(SAGE発行)常任編集査読委員(2007年‐現在)、International Journal of Social Research Methodology(Routledge発行)常任編集査読委員(2008‐2013)、日本混合研究法学会理事長(2015‐現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。