出版社内容情報
“自然は非線形である”。数理生態学・化学反応等に現れる微分方程式を中心に非線形の数学を解説〔内容〕非線形微分方程式の種々相・単独1階方程式/微分方程式系の基本定理/2種の生物個体群の微分方程式/n種の個体群/拡散を伴う現象他
目次
1 非線型微分方程式の種々相、単独1階方程式(マルサスの法則(線型)
特殊な非線型の場合 ほか)
2 微分方程式系の基本定理(ペアノの存在定理;延長可能性の定理 ほか)
3 2種の生物個体群の微分方程式(同一の食物を争う2種の生物個体群;えじきと捕食者の関係 ほか)
4 n種の生物個体群が共存する場合の微分方程式系(同じ食物を争うn種の生物個体群;当量仮説 ほか)
5 非線型で拡散をともなう現象の微分方程式系(弱い非線型と拡散の例;拡散方程式の基礎 ほか)
著者等紹介
山口昌哉[ヤマグチマサヤ]
1925年京都に生れる。1947年京都帝国大学理学部卒業。元京都大学教授・理学博士
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