すうがくぶっくす<br> 複素関数 三幕劇

個数:

すうがくぶっくす
複素関数 三幕劇

  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784254114706
  • NDC分類 413.52
  • Cコード C3341

出版社内容情報

応用が広範囲な複素関数の理論を,バレー劇「白鳥の湖」になぞらえながら,具体的関数への熱き想いを説き語る力作。〔内容〕レムニスケート関数=夜の湖のほとりで/解析関数=華麗なる舞踏会/保型関数と非ユークリッド幾何学=魔の世界

【目次】
1. レムニスケート関数=夜の湖のほとりで
 1.1 無理関数の不定積分
 1.2 広義積分
 1.3 巾級数展開
 1.4 レムニスケート=オデット姫登場
 1.5 楕円関数=白鳥の舞
2. 解析関数=華麗なる舞踏会
 2.1 有理関数=王国の人々
 2.2 複素球面と一次分数関数=王官と近衛兵
 2.3 ガロア的有理関数=王族
 2.4 指数関数と三角関数=隣国の王族
 2.5 正則性=舞踏会の始まり
 2.6 コーシーの基本定理
 2.7 基本定理の広義積分への応用
 2.8 コーシーの積分表示
 2.9 正則性と解析性
 2.10 ローラン級数と孤立特異点
 2.11 対数関数と巾関数
 2.12 解析接続
 2.13 関数項級数であらわされる有理型関数
 2.14 無限積
 2.15 ガンマ関数
 2.16 テータ関数
 2.17 ゼータ関数
 2.18 楕円関数sn(z)=黒鳥の舞
 2.19 周期積分=魔王出現
3. 保型関数と非ユークリッド幾何学=魔の世界
 3.1 ポアンカレモデル=魔城
 3.2 鏡映群=はるかなる旅(その1)
 3.3 リーマンの写像定理=はるかなる旅(その2)
 3.4 超幾何微分方程式=はるかなる旅(その3)
 3.5 ガウス-シュワルツ理論=闇と光と
4. 付 録
5. 問題解答
6. あとがき
7. 文献案内
8. 編集者短評
9. 索 引

内容説明

本書の第1部においては、複素関数の導入の動機づけが、数学史に、ある程度そった形で述べられる。第2部では、いわゆる複素関数論が展開される。第3部は、超幾何微分方程式を用いて保型関数を構成した、ガウス‐シュワルツ理論の紹介である。

目次

1 レムニスケート関数=夜の湖のほとりで
2 解析関数=華麗なる舞踏会
3 保型関数と非ユークリッド幾何学=魔の世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むらさき

4
面白くて難しい。 個人的に一番ツボだったのはΓ関数の解説『ファンファーレが鳴り、大柄でエキゾチックな美女が登場してきた』の部分。 そうなんだよなー、無限積をやってなんだこれって思ってたら、いきなり出てくるイメージとぴったり過ぎた。 結構全体的に斜め読みしたので、理解は浅いかも。。。 レムニスケートと保型関数のところが興味深く読めた。 やっと複素関数が出てきてもびびらなくなってきたのが嬉しい。2024/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1903210
  • ご注意事項

最近チェックした商品