内容説明
私たちは「不透明な時代」の過中にある。その中で、教育学、特に教育政策学を専攻してきた者の一人が、戦中から戦後を通じての自らの教育体験を通じて、この教育改革の急速な流れにどのような思いを抱いてきたかを「じひょう」の形で語ってきたのがこの本である。
目次
天皇をどう教えるか―昭和天皇崩御・平成天皇即位
世界の中の日本人―新学習指導要領を読んで
五分と五分のやりとりを―教科書検定の見直し
教師ともあろうものが!―教師の不祥事件
家庭訪問・指導要録・情報化―家庭訪問と教育情報
初任者研修制度の本格実施に望む―教員の研修
高校「教務内規」の見直しを―留年者のほとんどが中途退学
「怠け者礼讃」の時代―夏休み雑感
週休二日制と学校五日制は前輪と後輪―予定に上った学校五日制
家永第三次訴訟の判決は出たが…―裁判所の事実認識〔ほか〕