脳―可塑性と記憶と物質

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脳―可塑性と記憶と物質

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784254100679
  • NDC分類 491.371

出版社内容情報

分子や遺伝子レベルにまで広がる最近の脳と記憶についての研究成果を紹介。16名の脳研究者が可塑性と記憶の制御のしくみや物質について解説。〔内容〕はじめに/シナプス伝達と代謝調節/学習と脳内変化/神経の成長促進にあずかる因子

【目次】
0. はじめに
 0.1 記憶の局在―記憶痕跡を探し求めて
 0.2 単一細胞レベルでの研究―記憶痕跡ニューロンを求めて
 0.3 記憶への生化学的接近
 0.4 記憶とDANの役割
1. シナプス伝達と代謝調節
 1.1 伝達物質合成系とその調節
 1.2 シナプス小胞蛋白質と蛋白質リン酸化
 1.3 レセプター;イオンチャネルと細胞内Ca2+の調節
 1.4 細胞内シグナル伝達系
2. 学習と脳内変化
2.1 インプリンティング形成の神経機構
 2.2 海馬の長期増強の発現機構
3. 神経の成長促進にあずかる因子について
3.1 神経成長因子:歴史と生理的意義
 3.2 神経回路発生に関与する因子
 3.3 カテコールアミンとシナプスの可塑性
 3.4 中枢コリナージックニューロンと神経栄養因子
4. 索 引

【編集者】
久保田   競
【著者】
宇 井 理 生, 小 澤 瀞 司
小 幡 邦 彦, 久 野   宗
久 場 健 司, 久保田   競
高 松   研, 津 本 忠 治
塚 田 裕 三, 畠 中   寛
藤 沢   肇, 藤 沢   仁
村 上 富士夫, 村 山 俊 彦
山 本 長三郎, 八 木 欽 治

内容説明

「脳と記憶」の研究は人間の言葉を対象にした心理学的または神経心理学的な研究から、最近は分子、遺伝子の研究にまで広がっている。本書は「脳と記憶」のメカニズムについて最新の研究をまとめたものである。文部省特定研究「神経回路の可塑性」のワークショップの記録。

目次

1 シナプス伝達と代謝調節(伝達物質合成系とその調節;シナプス小胞蛋白質と蛋白質リン酸化;レセプター;イオンチャネルと細胞内Ca2+の調節;細胞内シグナル伝達系)
2 学習と脳内変化(インプリンティング形成の神経機構;海馬の長期増強の発現機構)
3 神経の成長促進にあずかる因子について(神経成長因子:歴史と生理的意義;神経回路発生に関与する因子;カテコールアミンとシナプスの可塑性;中枢コリナージックニューロンと神経栄養因子)