出版社内容情報
第21巻 神々との闘い編
とある遺跡で考古学者の臨終に遭遇してしまったジョーとフランソワーズ。その日から、ジョーは考古学者の魂が乗り移ったかのように世界中の遺跡を飛び回るようになった。この世の不思議を追究する中で、そして戦士たちもまた、近づいてはならない存在に近づいてしまい……!?
「天使編」(23巻収録)を構想も新たに描き始めたものの残念ながら未完に終わってしまった大作「神々との闘い」編のほか、「サイボーグ戦士 誰が為に闘う」編、「パッシング・ショット」編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
26
謎に満ちた「神々との闘い編」は未完のまま終わってしまった。「サイボーグ戦士 誰が為に闘う」はグレートの献身が涙を誘う。身を呈して仲間の絆を取り戻そうとするその姿は影のリーダーと言ってもいい。★★★★★2022/06/21
夜兎
9
『神々との闘い編』…オーパーツのくだりは興味深く読めたし、ピュンマさんの話も印象的。ただ、残念ながら全体的にうまく理解できなかった。『サイボーグ戦士 誰がために闘う編』…貴重な日常パート、大好きです。ハインリヒとフランソワーズ、どちらの思いも切なかった…。グレートさんナイス。『パッシング・ショット編』…一人で訓練している島村くんが可愛かった。フランソワーズ優しい。2014/08/18
森矢司
6
神との対峙という壮大な展開を期待させる内容ながら未完。漠然とした敵の存在にどことなく不思議な感覚を抱きます。誰が為に闘う編はグレートの活躍がよかったです2013/07/19
葉山
6
ああこれが例の完結しなかった……。と思いながらページをめくりめくり…随分哲学的だなぁ。文章量がかなり多め。歴史の謎が、遠い星から来た宇宙人の仕業なんじゃないかっていう仮説。古代の神=宇宙人という仮説。石ノ森先生も好きだなぁ~なんて思いながら。僕も好きですけど、結構謎が解かれちゃったものも含まれてましたね。2013/06/30
kadocks
4
デジタル大全はリストにないので文庫版。COMでの神々との闘い編は不評だったのか。ラブシーンも含めてイメージ壊されたとファンは感じたのだろう。内容もCOMなので表現が違う。火の鳥もCOMだったよね。大人な表現を超えアーティスティックな表現は今は何の違和感もない。これも中断になったのは勿体無いが、やはり天使編の続きを読みたかった。全員がスーパーサイボーグになって超能力を持つ=幻魔大戦だよな。ってこの先描かれなくて良かったのかも。ここでとりあえず一息ついて、普通本の読書に戻れる。懐かしくも楽しい読書だった。2023/03/30