- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 秋田書店 サンデーC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
直人
7
物語は終わるが,ふたりの旅は終わらない。 「その後」を読んでみたい気もするが,哀しい話つづきのこの『どろろ』に関しては,このラストというのも“あり”だと思える。 アニメの新作にしても旧作にしても(実写映画にしても)特に百鬼丸の造形には違和感を覚える。2018/12/26
ton
3
百鬼丸の容赦ない妖怪退治振りに時折憐憫を抱く妖怪もいなくはないのだが…彼はそんな生易しい世界では生きていない。終盤の母との会話には突き刺さるものがある。「わたしは何十年かん死ぬほどくるしんできました」「くるしんだのはこっちだ。このつらさはだれにだってわからねえさ」ごもっともである。しかし完全拒否ではなく、母子の邂逅の可能性を臭わせる百鬼丸の言葉の存在は見逃せない。さて、地獄堂の戦火消失が五十年後。それまでに完全体になれたのか?どろろとの再会はあったのか?希望としては、どろろと再会して共に歩んでいて欲しい。2016/01/22
獣狼ZAKI
2
やっぱりここで終わりなのか。昔に読んだがまだ続きがあるのかと思った…。納得?2011/03/08
a98s219
2
んー。まあまあかな。2010/04/27
FK
1
最終巻。最後はすべてを妖怪たちから取り返して終わるのだと勘違いしていた。まだ、その途中でどろろとも別れてマンガは終わるのだった。40年近く前にそれもおそらく一度きり読んだだけだから、忘れていても仕方がない。 それにしてもやはりエンディングは別れなのだ、と。人と人とが出会って、お互いかけがえのない者同士になるのだが、それでもいつかは別れが来る。それが人生であり、また別れは来るべきなのだということ。そんなことを子供心にも気付かせるのかもしれない。 2014/10/25