内容説明
江戸の町に、頭が鍋の奉行がいた!?この奉行、もちこまれた事件やもめごとを、具の煮え具合をたしかめながら解決するのだ。鍋奉行のもとには、きょうもうったえがとどく。うなぎ屋がうなぎを焼いたにおいには、お金をはらうべきか?はらわなくてもよいか?さて、鍋奉行、どんなさばきを見せるのでしよう。
著者等紹介
穂高順也[ホタカジュンヤ]
1969年、愛知県生まれ。立原えりか、小沢正氏に師事する。日本児童文芸家協会会員
亀澤裕也[カメザワユウヤ]
1981年、兵庫県出身。嵯峨美術短期大学、大阪総合デザイン専門学校卒業。TIS公募、ザ・チョイスなどに入選多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そる
129
いい!鍋は美味そうだし、解決の仕方がすばらしい!においの代金を払えと言うなら代金の音で払うんで文句ないよねー。しかし、この鍋奉行は鍋である必要があるのか?ちょっとシュールな感じがする(笑)。まぁ美味しそうだからいいや、今日は鍋にしようかなー。2018/11/14
annzuhime
39
図書館本。貧しい旅人が拾ったお餅をうなぎの匂いで食べる。匂いの代金を払えと言ううなぎやの主人。傍旅人。さぁ、どっちの言い分が正しいのか裁きを始めるなべぶぎょうさま。すばらしい名裁きでしたね。でも4歳の三女にはちょっと難しいオチでした。小学3年生の長女にはちょうどいい内容かな。2023/02/08
たまきら
30
音読用に借りてきたんですが、江戸時代系の単語にギブアップ。昔は水戸黄門があったからなあ。ううむ。借りてみよう。2019/02/11
たまきら
19
ああ、小噺のアレ、とオカンはニヤリ。オタマはぽかん。何回か説明したら「ふうん」以上。2018/03/12
すがやん
18
落語のオチのような、鍋奉行の名裁き。考え中の鍋の中が笑える。2016/08/19