出版社内容情報
まあほお まあほお……うまをよぶ子どものこえが、いつまでもわかばの山やまにこだまする。民話の心をうたいあげた絵本。
小学校低学年以上向き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
8
「うまおいどり」ってどんな鳥なのか、調べてもよく解らなかったので、想像するだけなのですが、岩手県の伝承として残っている民話のようです。 ただただ馬を探し歩く少年があわれに思えます。 梶山さんの絵では、少年は山や谷の風景に溶け込んでいます。 そのしみじみとした世界が、とても味わい深く思いました。2016/04/23
チュンセ
7
責任感の強さと長者様に叱られるという恐怖で・・・・あぁ・・・切ないお話し。2015/09/18
遠い日
6
岩手に伝わる昔話。馬追いの子どもの切ないお話だ。夕刻馬を追い帰るときになって、一頭足りないことに気づいた子どもは、長者さまから預かった馬をなくしてはならないと、責任感からどこまでも探しに、山に分け入っていく。そして、突然の鳥への変身。「まあほお まあほお」の呼び声が余韻を残して切ない。2015/03/02