内容説明
戦争を知らない子どもたちへ。平和への祈りをこめて。戦争の最大の犠牲者は、子どもだといわれます。これは、太平洋戦争の時代に、その最も過酷な少年期を生きぬいた児童文学の作家と画家が、平和への熱い祈りをこめて現代の子どもたちに語りつたえる、鮮烈な体験記録集です。
目次
資料・太平洋戦争の始まり
ああ、戦争ごっこ(山下明生)
資料・原子爆弾
火の海(長新太)
ぼくと同じ年になれなかった子(田島征三)
おふくろさんのいくさが始まる…(今江祥智)
おににかったみーさいな(梶山俊夫)
お母さんお天氣ですか(谷真介 赤坂三好)
たべもののうらみ(田畑精一)
受けた教育のことから(三木卓)
資料・徴兵制度/予科練と特攻隊
イノチの予科練(寺村輝夫)
資料・階級制度/軍隊の編成
中学生時代(佐藤さとる)