内容説明
アリーは人気バンド「ファイブナイン」のボーカル、スティービーに夢中。誕生日にコンサートに行けることなったけど、行く手には嫌味なライバル、マーリーンが!スターに恋しちゃったアリーの、ドキドキラブ物語。アレックス・シアラーの初期作品、ついに日本上陸。
著者等紹介
シアラー,アレックス[シアラー,アレックス][Shearer,Alex]
イギリスの小説家。テレビのシナリオライターとして執筆活動を始め、映画、舞台、ラジオ劇の脚本で活躍した。その後、小説を書こうと決心し、児童やティーンを主な対象とした作品を発表
田中亜希子[タナカアキコ]
千葉県生まれ。銀行勤務ののち、翻訳業に。読み聞かせの活動もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
90
分類として、ヤング・アダルトに値すると思う作品。著者シアラーが女の子を主人公とした作品を書くと、なんとなくジャックリーン・ウィルソンの作風に似ていると思うのは自分だけだろうか。主人公アリーは、人気バンド『ファイブナイン』の熱烈なファン。中でもボーカルの「スティービー命」の追っかけ(もはや死語)! アイドルの入待ち、出待ちに、ファンクラブ会員は当然のごとく入会している筋金入りのファイブナイン・ラブ。正直、自分は、ここまでアイドルに入れ込んだことがないので、理解の範疇を、遥かに超えたアンビリバボーの世界だ。2015/04/09
ひめか*
24
人気バンド「ファイブナイン」に夢中なアリーの推し物語。終始キャピキャピしてて、大好きなスティービーについて熱く語るシーンが長く、途中で飽きそうだった笑 でもファンの気持ち、恋と錯覚してしまう感じとか、共感も多かった。さすがに実際に潜り込んでお話しできるのは現実味はないけど、完全に夢物語で終わらず、現実を受け入れるラストで良かった。妄想で夢いっぱいのアリーが、オトナになったなと感じられるラスト。私はフィルが好きだから嬉しい♡「誰だって自分が自分でいることしかできない。自分らしく。それが自分に一番できること」2021/04/11
じゅーん
16
あとがきによると、シアラーなごく初期の作品らしい。中学生の女の子二人組が大人気スターのバンドメンバーに夢中になり、誕生日のお祝いにコンサートへ行くのだが……11年前の初版本。途中で読むのを断念したくなるほど、今までの作品の中で最も刺さらなかった。金原瑞人さんの翻訳だだったらどう変わるのだろう、読んでみたい気もする。2022/10/21
A.N.
3
図書館で借りた。表紙と題名を気に入って借りることに。で、このレビューを、みて作者がアレックス・シアラーだと知って、手元の本をもう一度見た。今回でアレックス・シアラーの本は二冊目。乙女の恋に恋してる時期をちゅんと書いてる!私の周りもそうだったな(笑)2012/10/08
ラムネ
3
スーパースターに恋をしている少女を面白おかしく時々感動的に描いていて、とっても楽しく読みました! ただ、訳し方がちょっと自分には合わなかったかも…(ティーンズ向けということもあるのでしょうが) 個人的には、シアラー作品は金原瑞人さんの訳が好みです。2011/07/11