文春文庫<br> ぼくが狼だった頃 - さかさま童話史

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文春文庫
ぼくが狼だった頃 - さかさま童話史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167173029
  • NDC分類 914.6

出版社内容情報

ピノキオ、ドン・キホーテ、赤ずきん、おやゆび姫、イソップ物語、青い鳥、裸の王様などの作品を、著者独自の発想でパロディ化したもう一つの童話「おとなの童話」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鏡子

5
“殺された子ヤギの、「拒み方」が、狼を凶暴にしてしまったという仮定も出来るだろう。”童話をさかさまから見て、多角的に物事を見る。一方の正義が、一方では悪になるから、戦争が起きる。個人間でも言える事。7人の子ヤギの狼は、ただの訪問者で、友達が欲しかっただけかも知れない。書き直し童話は、親指姫のお爺さん役がオカマの娼婦ってのが、寺山修司の感性現れててゾクゾクしました!!赤い鳥辞典(赤のつく言葉を集めた辞典)も素敵だった2013/01/25

Takao

3
1982年5月25日発行(1990年3月15日、第7刷)。神奈川図書館蔵書。「はだかの王さま」「狼と七匹の子やぎ」「ブレーメンの音楽隊」「人形の家」「ピノキオ」「ドン・キホーテ」などの童話を別の角度(裏から?)から読み解いた「さかさま童話史」と「おやゆび姫」「ピノキオ」などを改作した「書き直し名作」、「マザーグースによる女性論」を収録。寺山修司は初めて読んだが、社会の「常識」を問うところがその真髄なんだろうと感じた。「大人の童話」として楽しく読める本だった。2017/03/04

来古

2
「赤い鳥辞典」がよかった。2017/02/27

ヒラオカキミ茸

2
作者の思い通りに読むなんて、恥ずかしい、プライドが許さない。・・・そういう信条にすれば寺山に少しでも近づけるのかしら。2012/06/20

ゐ氏/きたの

1
国立の古本屋で購入。寺山修司による童話解説と書き直し。これはこれで面白かった(ドン・キホーテの話はまさに寺山修司だなあって思った)が、私はさかさま世界史シリーズのほうが好きだなあ。2018/05/01

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