内容説明
日常会話で使う言葉を五十音順に収録し、写真とともにその語源を解説。語源やその言葉の意味はもちろん、使い方の用例や、ふだん聞きなれないものの名前、知っているようで知らないことがらについて、より理解を深める「まめ知識」も充実。言葉が生まれた背景をくわしく知ることができる読みもの、「言葉のはじまりのお話」を収録。
著者等紹介
沖森卓也[オキモリタクヤ]
1952(昭和27)年三重県生まれ。1975(昭和50)年東京大学文学部卒業、1977(昭和52)年同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(文学)。立教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zero1
50
外国人に日本語の指導をする際、【すべての漢字には物語がある】と説明する。外来語にも物語はある。グラタンは【ひっかく、削り取る】。オランウータンはマレー語で【森の人】を意味する。鏡は【影を見る】という意味で【影見】が語源。水泳のクロールは【這う】という意味のcrawlが基。刺身は【切る】を嫌う忌み言葉。サイレンがセイレーンなのは知らなかった。エクレアは【稲妻】が語源だが、【出すとすぐ無くなる】という意味や、切り口がギザギザになっているなど複数の説がある。図書館の児童書フロアで見つけ読んだ。教養が必要な方に。2020/08/18
ひろさん
6
児童書コーナーで見つけ、写真たっぷりに解説されているので、最初から最後まで読みました。 読み物として面白く読めました。 ジーンズはジェノバ産のと言う言葉が変化した。 刺身は本来「切り身」だが侍が切るを嫌ったから。 おたまじゃくし🐸←お玉のシャクシ(しゃもじ)←お多賀杓子(多賀神社の杓子守り)から 小倉あんの小倉は粒あんが🦌鹿の背中の斑点に似ていて、鹿のたくさんいる奈良か京都の小倉山の名がついた。 「竜田揚げ」は在原業平の「百人一首」の中の一首で竜田川が紅葉で赤く染まる様子に似ているから。などなど。2020/08/06
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