出版社内容情報
かおるはこまってしまいました。杉田くんからかりた大切な本に、弟が落書きをしてしまったのです。
小学校中学年以上向き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
主人公のかおるは、友人の杉田くんより借りた大切な本を汚してしまう。どうしたらいいか悩むかおるだが、思い出のある本を汚されたのを見た杉田くんはショックで泣いてしまう。双方の気持ちが分かるし、大人だと同じ本を買い直して渡せばと考えてしまいがちだが・・・。色んな事を考えさせられる良書でした。今の子供達が読んだらどんな感想を抱くのだろうか。2023/02/04
る*る*る
3
1992出版。平野かおるが友人の杉田くんから借りた本を汚してしまう。新しい本を親に探してもらい返すのだが…杉田くんにとってその本は、大事な一冊だった。友達の気持ちがわからず、悩むかおる。杉田くんから最後にもらう手紙に、何故大事な本かとわかっていても、少しうるっときてしまった。今の子どもたちにも読んでもらいたいな、、、。2013/07/07
のん@絵本童話専門
1
読書感想文にも向きそうな道徳的要素を含んだ作品です。かおるは杉田くんの大切な本を借りますが、弟が落書きをしてダメにしてしまいます。かおるは罪を感じているし、同じ本を必死に手に入れました。しかし杉田くんは、同じ本なんかないと怒り、泣いてしまいます。どちらの気持ちも分かるからこそ、どちらにも感情移入してしまいます。周りのヤジに心が痛む。同じものを買い直すは弁償のセオリーですが、買い直せば本当にそれで良いのか?買い戻せないものもある、当たり前だけど忘れがちな大事なことを教えてくれる本です。低・中学年〜2022/07/28
MIO
0
「かおるのひみつ」とともに日本の学校もので一番だと思います。 2019中学年おすすめに