出版社内容情報
柚希は、憧れの幸哉くんと同じ図書委員になった。幸哉くんに注目されようと図書委員会のイベント「ビブリオバトル」に挑戦。上から目線の佑、理系女子の歌音、読書嫌いの陽人たちも参戦し、バトルを開始!勝つことしか考えなかった柚希が、物語以外にも、色々な本があることを知っていくうちに…。憧れの先輩を追って本を読み始めた主人公が、ビブリオバトルを通じてたくさんの本に出会い、図書館と本が大好きになっていく物語。
濱野京子[ハマノキョウコ]
著・文・その他
森川泉[モリカワイズミ]
イラスト
内容説明
柚希は、あこがれの幸哉くんと同じ図書委員になった。図書委員会のイベント、好きな本を紹介して投票する「ビブリオバトル」に挑戦。佑、歌音、陽人たちとのバトルで「チャンプ本」を勝ち取り、幸哉くんに注目してもらう!と張り切る柚希は…!?
著者等紹介
濱野京子[ハマノキョウコ]
熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)でJBBY賞を、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞
森川泉[モリカワイズミ]
会社員として勤務後、挿画・イラストを描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
40
もう少しビブリオバトルそのものの場面が描かれるのかと期待していましたが……。それでも小学生が読むにはいい内容でした。2019/02/24
☆よいこ
40
小学5年生の柚希(ゆずき)は憧れの6年生幸哉(ゆきや)君と一緒の図書委員会に入って大張り切り。絵本の読み聞かせも楽しい。ビブリオバトルを開催することになり、柚希はバトラーとして参加することになった。幸哉君ともっと本の話をして仲良くなりたい柚希はビブリオバトルでも勝って、幸哉君に褒めてもらいたいと思っている。▽ブックトークもある。たくさんの本がでてくるので、本好きにはたまらない。『アカシア書店営業中!』のアカシア書店もでてくる。巻末にブックリストあり。小学生の恋バナ可愛い。2018/06/24
tan
39
恥ずかしながらビブリオバトルもブックトークも未経験なので勉強がてらに読んでみました。登場している子供たちはとてもやる気があって、ますそういう雰囲気を作ってから始めないと嫌々やらせることになるな。と思いました。本好きと人前で話すことが出来るのとは全然違うので…。この本の子供たちのように成長できたらいいですね。理想的な姿で現在のうちでは無理なのでやれそうにありませんが。2018/10/14
chiaki
38
来月ビブリオバトルを観戦予定なので、まずは児童書から読んでみました。図書委員を務める小学5年生の柚希たちは、学校図書館の活用を促そうと、実験的に「ビブリオバトル」を行うことになる。個性豊かな登場人物たちのバトルは、読んでいても臨場感があって楽しめた。そして、恋の痛手を負うも、より一層読書欲が増す柚希の前向きさがとても爽やかで清々しい。ビブリオバトルあり、恋あり、友情あり…「本を通して人を知る、人を通して本を知る」というビブリオバトルの醍醐味がこの一冊に表現されていて面白かった❣❣❣2018/04/23
oldman獺祭魚翁
36
図書館 散歩がてら寄った近所の図書館で見つけました。ビブリオバトル(勝手に)推進委員としては、小学生向けとはいえ、見逃すわけにはいきません。内容は山本弘氏の「翼を持った少女」と同様なビブリオバトルをテーマとした、学園小説ですが、其処は小学生、あこがれの先輩との色恋沙汰は有っても可愛いものです。しかし紹介されている本や雑誌は50冊あまり(内1冊のみ架空の本)、なかにはビッグ・イシューまで言及されています。さぁあなたもチャンスがあればビブリオ・バトルを覗いてみませんか?2019/09/24