内容説明
ゲームとパソコンが大すきな陽太郎が、人間とロボットのダンス競技に出合った。そして、男まさりの美空、天然少女さくらと、コンテストにチャレンジすることに!しかし、やりたいことがちがう男子と女子、チームワークは最悪だけど、だいじょうぶ!?ロボットダンスにチャレンジする三人が、目標にむかって打ちこみ、自分の弱さにむきあい、得られる大切なものに気づいていく物語。
著者等紹介
中松まるは[ナカマツマルハ]
1963年、大阪府生まれ。主な作品に、第14回福島正実記念SF童話大賞受賞作『お手本ロボット51号』(岩崎書店)などがある
わたなべさちよ[ワタナベサチヨ]
1975年生まれ。2000年、ニューヨークでアニメーターに。2002年、日本に帰国し、アニメーター、イラストレーターとして活動。2006年、自主作品「音のおもいで」で第4回NHKミニミニ映像大賞グランプリを受賞。NHKのドラマ「四十九日のレシピ」でイラストパートを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケ・セラ・セラ
7
ロボットダンス競技コンテストに向けて、時にぶつかり合いながらチャレンジする3人の小学生。学校にゲームや個人のノートPCを持ち込むのはちょっとどうかと思いましたが、小学生がプログラミングに取り組む姿は今どきのお話だなと。一生懸命頑張ったのに、結果が出なかった時のつらさ、悔しさ。けれども努力の結果、得るものはきっとある。2018/10/06
頼ちゃん
7
失礼ながら表紙を見たときはそれほど期待していなかったのですが、面白かったし、なかなか奥が深かった。プログラミングなどロボットに関することも本格的。 この世界は残酷だ。でも魔法がかくされてもいる。2018/07/28
おひさま家族
3
小5次男読了。2020/05/17
ガリレオ
3
美空の「ホームランおめでとう。し・か・え・し」所が面白かった。本当にほむほむって何なんだ??最後の「何でそんな恥ずかしい過去しってんのよ」の所。あそこに僕もいたらきっと大笑いしてたと思う2015/10/16
NakaTaka
3
こう言っては失礼かもしれないが、予想以上に面白かった。学校にゲーム機やノートPCを持ち込むところは現実的でないけれど、「オタク」と呼ばれることに奮起して、ロボットコンテストに出ようと頑張るのはすごい。しかも、女の子たちを巻き込む作戦も。結末は一ひねりも二ひねりもしてあって、へーっと思った。思春期の子供の葛藤もあり。世の中そうそう上手くはいかないけれど、悪いことばかりでもないよというメッセージ。小5から小6にかけての子供たちが主人公。2014/12/07