内容説明
生まれたときから兄妹のようにいっしょに育った、犬の“ライオン”が死んだ。千織はそれ以来、悲しみから抜けだすことができない。そんなある日、“ライオン”にそっくりな犬“コーチャ”に出会った千織は…。
著者等紹介
堀直子[ホリナオコ]
群馬県に生まれる。昭和女子大学卒業。『おれたちのはばたきを聞け』(童心社)で日本児童文学者協会新人賞受賞。『つむじ風のマリア』(小学館)で、産経児童出版文化賞受賞。長崎県在住
ミヤハラヨウコ[ミヤハラヨウコ]
友禅の染め付け、グラフィックデザインなどを手がけた後、イラストの仕事を始める。絵本・挿画のほか、装画・広告・雑誌など、様々な分野で活躍している。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おーうち
3
16歳で死んだライオン。フォスターペアレントのボランティア活動。自分を取り戻す。コーチャ。殺処分が50万頭もいるらしい。そんな世界を教えてくれる。2018/11/05
教養欲しい
2
私もかなりの動物愛好家なので、自分に十分な経済力と時間ができたら、何らかの形で犬の支援を行おうと思いました。犬と人間の間にも濃厚なGive & Takeがあって当然だとこの本を読んで改めて感じることができました。2020/04/07
griff
2
再読。泣きたくて読んだから、しょっぱなから泣き通し。わかってるんだけど泣いちゃうんだな。犬モノには無条件で弱い。私もこのくらい愛情をもって愛犬と接しないとな。コーチャ飼ってあげればいいのにって思ったけど。千織が必死な顔してたから、おっちゃんのとこに行っただけかもよ…とか思っちゃったりして。うちの犬死んだら嫌だなー。せめて大往生してくれることを祈ろう。2011/11/12
だいこく
1
ペットロス~にゃんこの内容だったら、もっとやばかったかも。2015/08/12
ももすけ
1
犬を失った喪失感、その心をうめたのは、やっぱり犬だった。とても癒されるお話だった。2010/05/20