内容説明
ポピーがルカとの将来を夢見ていたのは18歳のときだった。イタリア名家の子息で5歳年上のルカとは完全に身分違いだったが、彼の愛は真摯で、疑うべくもなかった。運命のあの日までは。ルカは突然、同じ階級の女性と結婚し、ポピーを捨てたのだ!「いい人生を送ってほしい」あまりに無責任な一言を放って。そして7年後、スコットランドの城にひとりで住むポピーの祖母が、老朽化したその城を当局に没収されるかもしれない事態に陥る。心配になったポピーは嵐をついて城に着いたが、祖母の姿はない。不安を覚えていたそのとき、戸口に現れたのは、懐かしい大柄な男性のシルエット――ずぶ濡れのルカがそこにいた。■人気急上昇中のキム・ローレンスが、運命的かつセクシーな再会の物語を描きました! 政略結婚のために恋人を捨て、富豪の地位を築いたイタリア人ルカと、突然の裏切りに心砕かれながら明るさを失わなかったポピー。著者の魅力がいつも以上に味わえる一作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
ん~どうなんだ…正直、18歳の娘が肉体関係もなかったのに、初恋の男に七年も執着している設定に疑問。ヒーローも不本意な政略結婚とは言いながら、妻は妊娠してるし、その後もその行為は続けてるのに、愛は無かったと言い張ってるのが微妙なんだよね。嫁の家は精神病を患ってたことを隠すために慌てて結婚させたんだろうし、流産したり、次の妊娠を止められたりしたら、再び病むのは予測範囲内のような気がする。ヒーローに異常なまでの罪悪感を抱かせる必要があったのか?だったら、もっと妻に愛情を持ってたと思うんだけど…違うかなぁ2015/06/20
キッチンタイマー
0
18歳で付き合ってたけど家の事情で政略結婚されちゃったヒロイン。古城で二人きり、ちゅう話。2014/04/26
くろうさぎ
0
再会ものだった。会社を救う為に知り合いの娘と結婚したヒーローですが、、まぁ、どんな理由で妻がいなくなっちゃうんだろう??とは思ってたけど、、そんな理由とはねぇ・・・。なんか可哀想だわ~~2013/05/13
MOMO
0
うー・・アウレリカちゃんを一方的に<病んだ>で片付けるのはどうかと思うわ・・・彼女の気持ちや想いがどれほどのものであっても、引き裂かれた恋人達には関係ないってか? まぁ、恋人達にとっては、世界は二人のために回っているんでしょうから、仕方ないのかもしんないけどさ。もっとも、この二人ときたら双方共にとーっても意固地なもんだから、めんどくさくってしょうがなかったわ。まぁ、譲れないものってぇのは誰にでもあるんだろうけど、それに固執する価値があるかどうかは、また別物だものな。 2012/10/30