出版社内容情報
雪国でロッジを管理する夫婦の前に、愛らしいテンが現れた_。厳しい自然を背景に、テンと夫婦とのふれあいを語る。
小学校中学年以上向き
内容説明
えっ!テンがお客さん…、どんなおみやげをもってきたのかな?ロッジのまわりについた足あとの正体をさぐるうちに、テンをはじめ、森の多くの動物と友だちになりました。雪国のロッジを管理する夫婦の前にあらわれ、友だちになったテン。テンと、テンをとりまく自然とのふれあいの日々を、抒情ゆたかな文と写真、画でつづります。
目次
冬のおとずれ
帰ってきたテン
テンと友だちに
夏毛に衣がえ
テン助たちの撮影
家族のきずな
ホワイト・クリスマス
吹雪の中のトンネル
猟友会の人たち
雪の上の足あとをおって
子別れの季節
ルール違反
新しい命
ありがとうテン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yu。
22
長野と新潟の県境に位置する標高800メートルの山間部にひっそりと建つロッジの管理を任された夫婦の前に左耳の一部が欠けたイタチ科のテン(テン助)がひょっこり現れる事から夫婦と彼らの数年に渡る交流が写真付きで語られ、彼らの習性やキュートな表情を知れる一方、大自然の厳しさや人の怖さも隣り合わせという現実も突き付けられる。。自然界の動物に餌付け等をする行為がどういう事になるのか(頭では)分かってる‥ だからこそ妻 万岐子さんの気持ちは痛いほど分かるんだな。。いまでもあの場所でテン助の子孫らが暮らしてたらいいな。。2018/06/13