感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
21
1年生に読んであげる本を探してて発見!ちょうど鳥の本だし。長新太さんらしい話だった。小さいサイズの絵本なので、これがあることにすら気づかなかった。鳥の影でいろんなものの形を作る、というのが面白い!それを横から見ているボクも。お母さんやお父さんの影も作るとあり、それは鳥たちがボクの生活を観察しているからだろう、という下りはちょっと怖いかも?知らない間に見られてる!?2017/01/20
けんちゃん
13
図書館で。夕方から暗くなるまでの間に、水鳥たちが見せてくれるすばらしい風景、それはボクだけのヒミツ。集まっては散り、そしてまた集まり…ボクの心の中を投影してくれるような様々な形。その様子を見ながら、ボクは何を思ったのか…長新太さんらしくない(失礼!)、しっとりとした、思わず寄り添いたくなるような作品でした。2012/10/29
timeturner
5
こんなふうに見られるのって絵描きさんだからかな? それとも子供のころは誰でもこんなふうに見てたのかな? どのページも川面と鳥しか描いていないので単調になるはずなのに、なぜか最初から最後までわくわく見てしまった。2021/03/24
ツキノ
4
うっかり未読だった長新太さんの絵本。いい話。子ども(とトリ)だけのこんな秘密の時間があってもいい。2012/08/26
あるちゃ
4
長新太さんの作品は不思議ワールドが多いけど、これは想像ワールドでした。夕方と夜の間ってちょっとどきどきしますよね。ひとりでいると、不思議の扉を開けちゃいそうな、自分だけの秘密を秘密を見つけちゃいそうな…この絵本の中にはそんなどきどきの時間がありました。この絵本の時間帯って、今の子供は忙しい時間帯かもしれないけど、私が子供の頃は、大人が忙しい時間だけど子供にとっては余白の時間だった気がします。こういう時間って、子供にはとっても必要な気がしました。 2010/07/01