内容説明
おじいちゃんはお風呂に入ると、いつも言います。「ごくらくごくらく」…この言葉は、いつしかおじいちゃんとゆうたをつなぐ合言葉となりました。
著者等紹介
西本鶏介[ニシモトケイスケ]
奈良県生まれ。昭和女子大学名誉教授。児童文学評論、創作、民話研究と、幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そる
214
子供No.4が借りてきた。長谷川義史さんの絵本はいつも明るくおふざけで楽しい感じですが今回は少しシリアス。おじいちゃんが大好きでおじいちゃん子のぼく。最後病院に行ってすぐ帰るって行ったのにそのまま帰ってこない。お風呂に入って「ごくらく、ごくらく」って言ったのにほんとにごくらくに行っちゃった。泣けます。最後読む声が涙声になってしまった。2019/01/23
つくよみ
57
図書館本:両親と息子。そしておじいちゃんの4人家族。共働きで忙しい両親に代わって、幼稚園に通う少年の面倒をみるのはおじいちゃん。そんなおじいちゃんに懐いて、何時でも、何をやるのも一緒。勿論、お風呂も。お風呂でのおじいちゃんの口癖は「ごくらくごくらく」そんな微笑ましい日常風景にも、何時か終わりが来て・・・おじいちゃんの表情がすごく優しくて、心から孫を可愛がっている様子がじんわりと伝わってくる作品。2013/09/17
gtn
39
「ごくらくごくらく」とのおじいちゃんのつぶやきは、これから先どんなことがあっても大丈夫だよという孫へのメッセージに違いない。2020/01/03
かおりんご
39
絵本。切なくなります。タイトルだけで、選んだのだけれど。でも、こういう読み聞かせもいいでしょう。2014/05/11
明るい表通りで🎶
36
おふろにおじぃちゃんといっしょにはいり、「ごくらく ごくらく」とおじぃちゃんが、いいます。「ごくらくってなに?」って、たずねたら、「しあわせな きもちに なることだよ」とおしえてくれました。 読み終わったあと、少し悲しい気持ちになり、そしてあたたかな気持ちになる絵本でした。長谷川義史さんの絵が優しさにあふれています。2024/05/15
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- 和書
- 傷ある翼 講談社文芸文庫