内容説明
中国軍民の激しい抵抗によって、日中全面戦争は日本側のまったく予期せぬ長期戦と化した。その行きづまりを打開するために強行した南進は、米英との対立を激化させる…本巻では、侵略戦争としての日中戦争の実像と、総力戦下の政治・社会・民衆生活の諸相を多面的に解明する。
目次
1 日中戦争(鈴木隆史)
2 中国戦線の日本軍(江口圭一)
3 「東亜新秩序」と植民地・占領地(君島和彦)
4 軍部・財閥・革新官僚(安部博純)
5 総動員体制と民衆―都市と農村(田崎宣義・荒川章二)
6 戦時下の世相・風俗と文化(北河賢三)



