内容説明
近代日本の拡張路線を決定づけた日露戦争を起点に、戦争による社会や心性の変容を検証。日露戦争終結100年、敗戦60年のいま私たちの歴史認識を問う。
目次
第1部 日露戦争の位相(日露戦争の歴史的位置―徳富蘇峰のナショナリズムの変遷から;日本社会の「文明」観・「アジア」観と日露戦争;国際関係のなかでの日露戦争の位置―有機的構成をもつ世界史像の構築に向けて;日露戦争と日本の対朝鮮政策―大陸構想との関係から ほか)
第2部 十五年戦争前夜から現在へ(日本植民地の近代メディアはどうはたらいたか―一九二五年、「関東州」にラジオが生まれた;十五年戦争期の農村社会―文芸に集う農村青年男女;総力戦下の都市「大衆」社会―「健全娯楽」を中心として;戦時下の衣服―戦争を描いたキモノ ほか)
著者等紹介
安田浩[ヤスダヒロシ]
1947年生。千葉大学文学部教授、日本近代史
趙景達[チョキョンダル]
1954年生。千葉大学文学部教授、朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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