近代日本と「忠臣蔵」幻想

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250201509
  • NDC分類 210.52
  • Cコード C3021

内容説明

時代の状況を照らす鏡としての「忠臣蔵」から、近代日本の精神史的特質を解明する。

目次

序章 「忠臣蔵」という幻想
第1章 啓蒙思想の洗礼―文明開化と民権運動
第2章 近代「義士」観の成立―大日本帝国の出発
第3章 「義士」と「浪士」―大正デモクラシーの展開
第4章 「忠臣蔵」観の相剋―アジア太平洋戦争の中で
終章 現代の「忠臣蔵」

著者等紹介

宮沢誠一[ミヤザワセイイチ]
1944年東京生まれ。1979年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、九州国際大学経済学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Meroe

0
これも予習で。赤穂事件や「忠臣蔵」という物語が、明治~戦後までそれぞれの時代において、歴史(アカデミズム、民間史学)や歴史小説やドラマというさまざま形で、どう扱われてきたかの歴史。たとえば、「義士」か「浪士」か。「吉良=悪者」か。内蔵助の人物像。まとめたのはすばらしい成果と思う。(仕方ない部分もあるが)羅列になっていて退屈な面も。2011/12/17

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