シリーズ歴史学の現在
再生する終末思想

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  • サイズ B6判/ページ数 403p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250200434
  • NDC分類 161.2
  • Cコード C3021

内容説明

歴史学の最先端のテーマに多彩な視点から挑む。現存の体制・秩序の終焉への恐れと来るべきものへの期待―さまざまな時代・地域を超えて、くりかえし出現する終末思想の多様な姿を描き出す。

目次

第1部 終末の思想史(日本における末法思想の展開とその歴史的位置;ヒンドゥー・ナショナリズム言説におけるカリ・ユガ―その用法における通俗性と宗教性の混融;キリスト教的終末観と世界史―一六~一八世紀ドイツにおける世界史記述)
第2部 終末をめぐる動態(末法思想と中世の「日本国」;19世紀日本における民衆宗教の終末観と社会運動;中国近世の民間宗教における終末観;朝鮮の終末思想=『鄭鑑録』と植民地期の東学;イマーム「お隠れ」千年後―カージャール朝期のイラン社会を考察するための一視角 ほか)