出版社内容情報
8年間に及んだ連載――とうとう完結の日がやってきました……金やんと高木さんはごく普通の女子高生。でも彼女たちが暮らす世界は私たちの世界とは微妙に異なっていて、奇妙で奇天烈でSFでファンタジーな出来事がごく日常的に展開されている。例えば亡くなったクラスメイトはデジタルデータとしてデジタル天国で存在し続ける。友達選定制度によって入学と同時に友達を学校によって決められてしまう。それを不思議とも思わずに彼女たちの日常は続く――…。第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品!
つばな[ツバナ]
第1回龍神賞【銅龍賞】受賞作『子宮と部屋』が「COMICリュウ」2007年9月号に掲載されてデビュー。同誌2008年8月号より『第七女子会彷徨』連載開始。現在も続く大人気連載となる。同作品で第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれている。他のコミックスに『見かけの二重星』(講談社)、『バベルの図書館』(太田出版)がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aster
39
素晴らしい作品です。全てが好きです。あまり多くを語りたくない。ありがとう・・・2020/04/08
JACK
11
☆ 高木さんの成績は芳しくなくて、大学進学は難しいと判定されてしまう。それでも彼女は金村さんと同じ大学への進学を目指す。そんなある日、高木さんの金村さんへの嫉妬から2人は大喧嘩をしてしまい、関係を修復する事が出来ずに月日は流れて…。卒業してもずっと友達でいたいと考えていた2人の友情はどうなるのか。失われた10年間を取り戻す事ができるのか。それまでの沢山の伏線を回収しつつ、驚きの展開もある終わり方はさすが。これにて7年間、77話に及ぶ長い連載も完結。つばなさんは女性の友情を描くと上手いですね。泣きました。2020/10/08
ささやか@ケチャップマン
10
とうとう完結。好きな作品だったのでそれは残念である。私にとっては怒涛とも言っていい最終巻で、今までの話がそういうふうに作者の頭の中で構成されていたのか!と驚きだった。ぜひ今度1巻から綺麗に読み直して、第七女子会彷徨を味わってみたい。あとどうでもいいけど10巻の絵柄、すごい丸っこいよね。2016/07/24
カイオン
6
好きな漫画家さんのブログで存在を知り、以来ずっと読み続けてたがついに完結。長く続く中で主人公二人の距離感が常に、曖昧な定距離とでも言えばいいのか、不思議な浮遊域に維持されていたのが凄いと思った。友達とはそういうものか、という納得と驚きが混じり合った稀有なカタルシスがあった。2016/10/28
半熟タマゴ@コミック
5
あの時のあれ伏線だったんだ……! 1巻から読み返したら新しい発見がありそう。いい最終巻でした!2018/03/24
-
- 和書
- 現代ヨーロッパの陶芸