出版社内容情報
原書通りの人名表記に鼎立前史も詳述、後漢の章も読める『三國志』人名辞典の決定版! 巻末には年表と人名索引も掲載。
中国歴史文学の最高傑作『三國志演義』は七分が史実で三分が虚構。本書は正史「三國志」(陳寿)を読解、三分の虚構を明らかにし、乱世を駆け抜けた群雄、諸葛孔明・関羽・張飛らの実像を正史に基づいて鋭く抉り出した、『三國志』人名辞典の決定版である。しかも、登場人物名を原書通りにすべて正字で表し、魏・蜀・呉の三章のほか、後漢の章も読める資料的価値の高い一冊となっている。巻末付録として鼎立前史・年表・人名索引を掲載。
【著者紹介】
1934年、東京市下谷区上根岸町(現・東京都台東区)生まれ。1956年、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科卒業。会社勤務の後、著述業とデザイン業を兼務。著作に、『正史三國志群雄銘銘傳 増補・改訂版』『三国志それからの系譜』『正史三国志英雄奇談』などがある。
内容説明
知っている人は意外に少ない本当の「三國志」。人名で読み解く三分の虚構。群雄の実像を鋭く抉り出した人名事典。
目次
魏の章(曹操―治世の能臣、乱世の姦雄;曹丕―曹植と激しい後継者争い ほか)
蜀の章(劉備―帝位を得た不可思議な人徳;劉禅―凡庸ゆえに国を滅ぼす ほか)
呉の章(孫堅―果断忠烈、呉の基盤を築く;孫策―江東を挙げて弟に託す ほか)
後漢の章(獻帝劉協―生まれた時から見舞われた不幸;袁術―帝位を僭称した男の末路 ほか)
付録(動乱の後漢から鼎立の兆が見えるまで;互いに苦しんだ漢民族と異民族の抗争 ほか)
著者等紹介
坂口和澄[サカグチワズミ]
1934年、東京市下谷区上根岸町(現・東京都台東区)生まれ。1956年、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科卒業。会社勤務の後、著述業とデザイン業を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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