出版社内容情報
連載開始から50周年を迎え、アニメや玩具などさまざまなかたちで今なおその人気が衰えることを知らないロボットコンテンツの礎である「ゲッターロボ」。第1作「ゲッターロボ」、第2作「ゲッターロボG」に続き、第3作「ゲッターロボ號」を刊行!
恐竜帝国との戦い より時が経ち、メタルビーストを擁する新たな敵、プロフェッサー・ランドウが世界征服を宣言する。
かつてゲッターチームの一員だった神隼人はその野望に対抗すべく、次なるゲッターロボを開発していた。
強靭な心身を持つ“一文字號”、居合の達人の“橘翔”、元メカニックの“大道凱”によって誕生した新たなゲッターチームは、日本への侵攻を開始したメタルビーストとの戦いに身を投じる。
再び幕を開けるゲッターの物語!
合体せよゲッターロボ號!
(『ゲッターロボ號2』)
内容説明
ランドウの恫喝に屈した日本政府。見切りをつけた號たちはゲッターロボを奪取し、アラスカ戦線へと向かう。ダグ・スヌーク渓谷の戦いでゲッターロボはアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツのロボットから成る連合軍の最新鋭鉄鋼軍団と合流した。休む間もなく蛇牙城からラセツ男爵が指揮するドラゴンタートルが襲来するが、翔はそこに死んだはずの兄・信一の意識を感じていた。押し寄せるラセツの大軍団。迎え撃てゲッターロボ!
目次
第11章 ダグ・スネーク渓谷
第12章 新たな敵
第13章 空飛ぶクジラ
第14章 兄と妹
第15章 ゲッター復活
第16章 誤った決断
第17章 アラスカ最大の戦い
第18章 ドラゴン対テキサス
第19章 再び日本へ
第20章 眠れる勇者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデキ
28
原作連載時 湾岸戦争での多国籍軍への日本が、お金しか出さない・・・で言われていたということを思い出していました。 ゲッターチームが置かれた状況は、まさにその状態 です。 日本から、現れた彼らは、国の支援の無い状態で戦場のど真ん中に置かれてしまいます アニメから離れた石川節が、炸裂していきます 2024/12/15
ぐうぐう
22
1巻とは異なり、徹底したロボットバトルが繰り広げられる。とはいえ、そこにも非情な人間ドラマを盛り込むことを石川賢は忘れない。翔が兄との対決を強いられるのだ。翔と言えば、ゲッターロボのチームに女性を参加させたことが、新たなドラマを生む効果となっている。さらに多国籍によるロボット連合軍という設定が、キャラの個性を際立たせ、よりドラマを躍動させるのだ。2024/11/29
KDS
5
今回の敵、ランドウはマッドサイエンティスト。死体にメカを組み込んで兵士にするなど非人道的な手段で世界征服を企む。アメリカやイギリスなどの連合軍に合流した號たちゲッターチーム。今回は人間同士の戦争だ。旧作とはまた違ったテイストでよりリアルさの増したバトルシーンは大迫力の連続!激烈なアラスカ戦線は決着し舞台は再び日本へ。ランドウの放った自爆型メタルビーストが浅間山近くに出現。そこには、荒れ果てた姿で佇む早乙女研究所があった!アニメが終了し、独自の展開を見せはじめた原作版。ついに本当のゲッターロボが登場する!2024/11/30
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- ハルモニア 文春文庫