内容説明
カタストロフィーの世紀を生きるわれわれに「羅針盤」はあるのか?カタストロフィーに見舞われる現代社会の危機に、宗教的古層に立ち戻って、時代を超える象徴化と世界の賦活の力の源泉をもとめようとする姿勢がここにはある。
目次
第1章 回帰
第2章 覚書
第3章 最悪は最善に
第4章 若き預言者への手紙
第5章 短い方法序説
第6章 反歌
著者等紹介
ドブレ,レジス[ドブレ,レジス] [Debray,R´egis]
1940年生まれ。思想家。20代にカストロやゲバラとともに、中南米のゲリラ闘争を行い、ボリビアで投獄される。フランスに帰国後、ミッテラン政権の側近、代表的左翼知識人として活動する。その後、ミッテランと袂を分かち、メディア化する権力、知識人と権力との関係を問う著作を発表。メディオロジーを提唱する。1994年、パリ第1大学で博士号、大学教授資格を取得
西兼志[ニシケンジ]
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学、グルノーブル第3大学大学院博士課程修了(情報コミュニケーション学博士)、グルノーブル第2大学大学院博士課程修了(哲学博士)。現在、成蹊大学文学部現代社会学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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