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内容説明
自由惑星同盟を完全に敗北させ、宇宙の九九パーセントを制圧したはずの皇帝ラインハルトだったが、その胸中には不満と不安がわだかまっていた。銀河の中に残されたそのわずかな領域とは、ヤン・ウェンリーの存在に他ならなかったのだ。決戦をもとめ、イゼルローン要塞に向けて進攻する帝国軍。しかしヤンの詭計により、ラインハルトの到着を待たぬまま、戦端は開かれていた。圧倒的な戦力差をしのぐヤン艦隊―時を同じくして、地球教の張り巡らせた罠が、ヤン・ウェンリーの身に迫りつつあった…。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日、熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年在学中に「緑の草原に…」で、幻影城新人賞受賞。1988年「銀河英雄伝説」にて第19回星雲賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
6
ヤンが相手でなければラインハルトもここまで戦わなかったのだろう。広い帝国の一部に共和主義が残るための戦いなのに、別の要素が多すぎた。ヤン…2022/02/24
london3
5
そして、その時がやってくる。こないでくれ。魔術師還らず・・・ ごめん、フレデリカ、、、全てに対する脱力感でもう、続きなんか読んでやらないぞ!と思いながら、銀河の歴史がまた1ページ。 なんとなくこの巻だけ表紙がアンマッチ感あるかも。あと開いた直後のヤンの絵が最初に見ちゃうのがつらすぎる。。と、無理矢理に文句をつけてみた。2011/01/13
E
3
魔術師還らず…ヤン提督−!! この気持ちをどこにぶつけたらいいのかわからない。歴史にIFはないというけれど(たとえそれが架空のものでも)もしもキルヒが生きていたら もしオベが死んでいたらもし政府の停戦命令を無視していたら…ヤン提督は生きてたのかな。 少しの間でも平和で幸せな時間が訪れたのかな(同盟帝国共にね) ヤン提督…謝らなくていいから生きて笑っていて欲しかった…(泣)2010/11/17
k16
2
20121120読了。 えっ・・ ラインハルトとの会談直前の出来事。2012/11/20
ユイ
2
表紙はシェーンコップ、口絵は言わずもがななシーン。提督は言わずもがなですが、何よりフィッシャーさんも大きかったかと。極論を承知で言わせてもらえば、ヤン艦隊において代わりがきかない人のナンバー2ともいえる人ですからね。最後の一ページが一番きつかったです。2013/10/23