出版社内容情報
松本-横浜-新潟-仙台……無言の脅迫におびえる男の大いなる逃亡劇!
人情刑事の必死の捜査が始まった。
長野県警松本署に奇妙な電話があった。
知らない男が敷地にいたので声をかけたが一言も喋らないという。
道原らが駆け付け、男の身元を調べたところ、七年前、市内の老人ホームで起きた現金窃盗事件の容疑者で元職員の滝谷文高であることが判明する。
なぜ彼はそこにいたのか。
謎が残ったまま滝谷を解放することになったが―。その数日後、道原は驚愕の連絡を受ける。
横浜で起きた殺人事件の容疑者として滝谷が浮上、さらには行方不明だというのだ!
横浜、新潟、仙台…逃亡者・滝谷を追う必死の捜査が始まった!
内容説明
知らない男が敷地にいる―通報を受け、長野県警松本署の刑事、道原伝吉らは現場に駆け付け身柄を確保した。男は七年前、市内の老人ホームで起きた現金窃盗事件の容疑者、滝谷文高。解放された滝谷は、京都に住む北見静香のもとを訪ね、一緒に横浜で暮らすことに。だが事件の起きた老人ホームの園長が横浜で水死。滝谷に疑惑が向けられるが、彼は姿を消していた。道原は行方を追う―。