出版社内容情報
読書メーターで感動の声多数!
単行本刊行時、新聞・雑誌で書評掲載多数、
話題の直木賞受賞第一作、待望の文庫化!
世界遺産・石見銀山を舞台に直木賞作家が描く
名もなき者たちの美しき生き様
あの山は命の輝きを永遠に宿し続けるいのちの山――
江戸後期、弘化年間。
石見国大森銀山に赴き、大森代官所の中間として働く金吾は、
江戸から代官・岩田鍬三郎の身辺を探る密命を帯びていた。
間歩で鉱石を採掘し、気絶に罹り若くして命を落とす掘子、
重い荷を運び母と妹を養う手子の少年、石を選別するユリ女――
銀山で懸命に働く人びとの姿に心動かされる金吾。
さらに彼らを慈悲深く見守る岩田を見て、金吾は己の命に疑問を抱く……。
【目次】
第一章 春雷
第二章 炎熱の偈(げ)
第三章 銀の鶴
第四章 ありし月
第五章 たたずむはまつ
第六章 いのちの山
内容説明
江戸後期、弘化年間。江戸から石見国大森銀山に赴き、大森代官所の中間として働く金吾は、代官・岩田鍬三郎の身辺を探る密命を帯びていた。間歩で鉱石を採掘し、気絶に罹り若くして命を落とす掘子、重い荷を運び母と妹を養う手子の少年、石を選別するユリ女―銀山で懸命に働く人びとの姿に心動かされる金吾。さらに彼らを慈悲深く見守る岩田を見て、金吾は己の役目に疑問を抱く…。
著者等紹介
澤田瞳子[サワダトウコ]
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞、20年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞、21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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